お引越し、そして農家の甘い誘惑

農家の生活あるある
01 /12 2018
 2018房州びわのご注文受付スタート! 福原農園のHPはこちらから


こんにちは。就農一年目の福原です。庭の金柑が色付いています。

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昨年、お義母さんが蜂蜜漬けにしてくれたのをいただきましたが、この上なく美味でした。私は、これが福原農園の収穫物の中で、びわの次に好きです。

金柑の蜂蜜漬けを作っています。

(漬ける前に、種を取り出す)

金柑は、甘酸っぱさと苦味、歯ごたえのある食感が絶妙にコラボ。いかにも健康に良さそうな熟成された果汁が、身体に染み渡ります(でも、ちょっと大人の味かな?)。今年の収穫はもうすぐ。楽しみです。


さて、我々夫婦は、築300年と言われる母屋のリフォームが完了したため、ここ数日間は引っ越しに明け暮れることになりました。

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(工務店の記録用に、カメラマンが廊下を撮影中)

結婚してから1年弱。これまでは、母屋の工事が終わるのをひたすら待ちながら、近所の貸家に最低限の生活用品を移して住んでおりました。

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貸家から母屋まで、約1キロ。車の移動時間にして、ほんの1〜2分。軽トラで往復しながら、自分たちで荷物を運びます。引っ越しとか言っちゃって大袈裟な!すぐ終わる!楽勝じゃないか!とすっかりタカをくくっていたのですが。。。

それが思ったより時間がかかり、正直疲れ果てております。。。親の代から転勤族(引っ越し貧乏とも言う)で、もろもろの引っ越し作業には慣れているつもりだったのに。

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一体、今までのお引っ越しと何が違うのか??

それは、終の住みかとして母屋リフォームを敢行したわけで、これが人生最後のお引っ越し になるということ(たぶん。離婚するようなことがなければ。。。)

よくやる「めんどくさいから、とりあえず保留。次のお引っ越の時に捨てるかどうか決めよ~」作戦が使えず、「これ、今後の人生に必要かな? 思い切って捨てたほうがいいかな?」という自問自答を繰り返す作業が続きました。なかなか進まない!

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引っ越しには、多大なエネルギーをとられるという面もある一方で、不要な物が一掃されてすっきりするという良さもあるのは十分、承知の助ですが

いや〜、今回ばかりはそう簡単なもんでもなく。だって、人には歴史ありです。

若夫婦の新居引越しならもう少し身軽なのかもしれませんが、途中まで一人で生きていくつもりで、自由に暮らしてきたアラフォー二人の荷物は、かなりの量に膨らんでいます。段ボールを開ける度に、「 何これ? 私こんなもの大事にしまってたのか 」と自分でも謎の持ち物もけっこうあり。

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(ホントになんなんだ。。。)

貸家の荷物を新居に入れるだけならまだしも、貸家に持って行かずに別に保管していた荷物もあるので、それらひとつひとつについてチェック。

さらに、リフォーム前の母屋に眠っていた家財道具の中には古き良き味わいを残しているものもたくさんあって、そっちも再利用できそうかどうか検討したり。

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(建物と古い家具との相性が良いのは嬉しい)

とにかく、選別、収納場所を決める、整理整頓。。。がこんなに大変だと感じたのは初めてなのです。

特に、いつの間にか増えていたのが作業服。多くの人は、古くなったり、飽きてしまったりした衣類は寝巻きにするか、捨てちゃうのではないでしょうか。農家の場合、農作業で汚れるの前提なので、くたびれてもけっこういつまでも着ちゃいます。多少色が褪せたり、伸びたりしていてもOK。

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(農作業時の更衣室として使っているプレハブには、タンスがいっぱい)

親戚やお友達から、まだ着られる洋服を作業服にしてもいいので役立てて と送っていただくこともあります。夏場は一日に何度も着替えるし、冬場は防寒の意味でかなり重ね着するため、とてもありがたいです。そういうわけで、作業服は相当ため込んでいたんです。

また、今回自分の特性として明らかになったのは、書籍が捨てられないこと。特に、学生時代や駆け出しの頃に福祉を学んだ本が、ダンボール10箱近くあります。農家になったので、おそらくもう読むことはないはず。それならブックオフにでも持って行けばといいと頭では分かっているのですが。。。

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あの時、この本の一文に助けられたんだよなぁとか、あの試験の前にこの本でよく勉強したなぁ など、それぞれに思い出深く、捨てる踏ん切りがつかない。もしかしたら、今後の人生に行き詰まった際またページをめくりたくなるかもしれないし、なんて。

旅行のガイドブック系も、手強いです。訪れた場所が載っているページが三角折りされていたり、入館チケットが挟まっていたりすると、急に懐かしくて捨てられないのです。

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しかしながら、時代は断捨離。そして、結婚前はおひとりさま生活が長かった私。田舎と違って、都会のマンションのお部屋は狭いですから、これでも物を増やさないようシンプルライフを意識して暮らしていたつもり。ここに来てこんなに過去を断ち切ることに苦労するとはね。。。

そこで、夫から甘い誘惑の一言。「ここは置く場所なら腐るほどあるんだから、そのまま置いとけば〜」。え? そうなんです。農家は、敷地内に倉庫的な建物がたくさんあるのです!!

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(Googleマップの航空写真。一見集落に見えるが、人が住んでいる建物はごくわずか。あとは空き家か倉庫)

都会の住宅では考えられないほど収納スペースが多い! 無理して捨てなくても、とりあえず倉庫に入れといて、本当にいらなくなったら捨てればいいじゃん が許されるドラえもんのポケット的世界なのです。

無制限に物を増やしていいわけではないけれど、都会と田舎のこの感覚の違いは凄いです。ただし、農家は砂埃や虫さんなども多いので、保管状態には気を付けないといけませんが。

そういうわけで結局、捨てる決心がつかず、今回書籍類は捨てないことにしました。えぇ、決して過去に未練があるとかではないですけど、自分の足跡を確認できるものをそばに置いておきたい という気持ちが薄れるまでは、今のままでいいかな~と考えています。そこは、農家になったので農家の懐の大きさに甘えようと思います。

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農家へのお引越し。身の丈に合った持ち物の量、自身が納得できる身辺整理について、しばらくはあーでもないこーでもないと悩むと思いますが、家族の意見も聴きつつ、地道に片付け頑張ります。

それにしても、お勤めしている人は、家族何人分の荷物だろうが、土日など短期決戦でのお引っ越し、気合いで荷造りから荷解きまでやってしまうことが多いはず。ただただ尊敬いたします。のんびり屋の私は、時間の融通が利くお仕事になっていることに感謝せねば。

それではまたお会いしましょう。

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(リサイクルショップの常連と化す。魅力あるアンティーク物に出会えた時は至福)



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新米農家でも職業病にかかる

農家の生活あるある
12 /05 2017
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こんにちは。就農一年目の福原です。フィンガーライムという柑橘類の苗木を、夫の妹夫婦からプレゼントしてもらいました。

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なんでも、テレビ番組で紹介されていたのを観てビジネスチャンスを感じ、福原農園にその可能性を託そう?とすぐ注文してくださったとのこと。感度高いですね!

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(立派な棘がある)

オーストラリア原産のこの植物の実は、見た目のキラキラ感とプチプチ食感から、欧米では高級食材として人気だそうです。日本ではまだ貴重な存在で、全国から苗木注文が殺到、なんと注文から約5ヶ月かかって届きました。福原農園のびわに次ぐヒット商品になることを夢見て、大切に育てていきたいと思います。

フィンガーライム
(色んなお料理に映えそう)


さてさて、福原農園では、ようやくびわの花もぎ作業に追われた準繁忙期が終わりました。

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丸々1ヶ月専念した分、終わった後の清々しさはなかなかのものです。

しかしながら、就農し立てから悩まされている手のこわばりは少しひどくなったような気がします。朝起きた時に、手指が痛くて掌がぎゅっと握れないのです。

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周囲の人に聞いてみると、これは腱鞘炎の一種でばね指と言うそうです。農作業で手を使い過ぎ、指の腱周辺の組織が炎症を起こしている状態。

つまり、農家女子あるあるだったのです。関節リウマチの初期症状とか、更年期症状も疑いましたが、就農した女性は誰もが通る道 と聞いてとりあえず安心しました~。

今のところ、手がこわばるのは朝のほんの数分ですし、日常生活にはほぼ支障ないので、手を酷使してるよ~これ以上無理しないで~ というサインだと思って引き続き、このばね指と付き合っていきたいと思います。

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(痛くなり始めたら、やめる)

ところで、ばね指は農家の女性の職業病と言ってもいいかと思いますが、こういう身体的な職業病の他に、仕事外でもついやっちゃうんだよな~ という癖みたいな職業病ってのもありますよね。

例えば、接客業の人なら、プライベートでも「お客さま」とか「いらっしゃいませ」という接客用語がうっかり口から出てしまうというのはよく聞く話。職業病って、どんな職業にもひとつやふたつありそうです。

私も、20年来、福祉の職場で、お子さんの問題行動や精神疾患などでお困りのご家族から相談を受け、回復のお手伝いをするような仕事をしていたために、重度の?職業病が出ていました。

電車に乗ったり、街を歩いたりしていると、とにかく人間観察がやめられなかったり。ドラマや映画を見ていても「主人公の行動の裏には、過去のトラウマがあるのでは?」とか、報道ニュースを見ていて「きっと、加害者はこういう家庭環境で育ったんじゃないか?」とか深読みしてしまったり。習慣て怖いのです。

スター・ウォーズで言えば、アナキンがダークサイドに堕ちた心理的背景が気になってしまい、考えめぐらしているうちにストーリーについていけなくなり、観るのやめましたからね。。。早くこの職業病を断ち切って、作品を素直に楽しめるようになりたいと思っているところです。

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では、新米農家には今現在どんな職業病が出ているかと言うと。。。

最近よく、スーパーの生鮮食品売り場で立ち往生してしまいます。野菜を見ると、あんまり美味しそうな色じゃないなぁ とか、これは今旬じゃないでしょ、ちょっとまだ高いね とか、明日ご近所さんがくれそうだから、やめとくか などなど色々考えてしまって買う決断ができないんです。

スーパー

就農する前は、食品の旬とか新鮮さとか全く気にせず、テキトーにカゴに入れてましたけどね。人間、変わるものです。

あと、人んちの畑を通りかかる時、何を作ってるのかなぁ、この土でこの作物が育つのか〜、畝の作り方が上手〜、もう草刈り終わってるじゃん、うちもやらなきゃなどと食い入るように見てしまいます。誰でも、同業者の職場は気になりますよね!

さらに、道端で出会う生き物について、名前を知っていると嬉しくて「これは〇〇っていう虫だったよね」「これは〇〇っていう野草でしょ」など口に出してしまいます。名前が分からないと、その場でスマホ検索して調べることも。都会では、生き物を見かけるなんて、滅多になかったですもん。

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(ヘビも、じっと見られて困り顔? これはヤマカガシでした)

そんなわけで、人間、転職すると、それまでほとんど関心のなかったものにぐっと心惹かれるようになり、新たな職業病にかかる もんなんだぁと、自分でも興味深く感じているのでした。皆さんの面白職業病もぜひ紹介してくださいな。それではまた。

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農作業は人体の不思議がいっぱい

農家の生活あるある
11 /25 2017
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こんにちは。福原です。温州みかんが色付いています。

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下は、甘夏。旬は初夏ですが、もうこんなに実を付けています。来年は豊作かも。

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冬の山も暖色が散りばめられていると、ほんの少し華やいだ気分になれます。


さて、福原農園は現在、準繁忙期です。花もぎ作業を開始して、もうすぐ約1ヶ月が経過。毎朝8時頃から日暮れまで作業して、やっと全体の半分は終わったかなというところです。

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花もぎされる前のびわは、花やつぼみがもっさり付いていてなんだか重たそうに見えますが

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(花もぎ前のびわの枝)

花もぎ後は、精鋭部隊に整理され、すっきりして見えます。木も身軽になって、これなら厳しい寒さも乗り切れる と言っているようです。

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(花もぎ後のびわの木)

花もぎが完了したびわの木の下は、まるで白い絨毯。相当な数のつぼみや花を落としたことが分かります。

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自身の背丈を越える枝は、鍵棒という長い棒を使い、下から見上げる形で引っ張るので

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私も、上から落ちてくるびわの花びらや木のカスのようなものを浴びながら作業しています。

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(ニット帽は、いつもゴミだらけに)

時々、そのゴミが目の中に入ってしまい、ちょっとの間、痛くて目が開けられなくなります。乾いた硬い何かがまぶたの内側に挟まっている感覚。。。

でも、痛いながらもまばたきを繰り返していると、10分もしないうちに痛みはなくなります。がゴミを目の外に運んでくれるようです。山の中では、すぐにゴミを洗い流したり、鏡で見ながら取り除いたりできないので、少々不安になることもありますが、人間の身体って思っている以上によくできているんですね。

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夜になって突然、ゴロゴロした目の違和感が復活することもあります。そういう時は、(汚い話で恐縮ですが)目ヤニと一緒にゴミが出てきます。仕事中は痛くないように、ゴミを包んでおいてくれたのかぁ。目ヤニよ、ありがとう。。。 人知れず、大事な働きをしてくれてるんだなぁとしみじみ感心。

びわの作業をしていると、くしゃみもよく出ます。びわのつぼみには産毛が生えていて、手で触れると粉が舞ってしまうため、鼻腔内で感知された異物を排除しようとして、くしゃみが起きるのだと思います。素晴らしき防御反応です。

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くしゃみが出る時、人間はどうしても目をつぶってしまいますよね。木の上や脚立の上など不安定な場所では、目の前が真っ暗になる、かつ身体もくしゃみの振動で大きく揺れるので、なかなかの恐怖なのですが。。。

くしゃみで目をつぶるのは、くしゃみの中の異物やウイルスが目に入らないようにしたり、目をつぶったほうが頬の筋肉が上がってゴミをより排出しやすくなったりという意味があるのだそうです(衝撃で目玉が飛び出るからではなかったんですね。。。)

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(くしゃみがひどい場合はマスクをします)

言わば、農家の仕事は、人間に原始的に備わっている身体を守るための本能 をリアルに実感できる職業なのかもしれません。もう、い・い・な い・い・な に~んげ~んて い・い・な~ なのです! 人間を作った神様って偉大だ~。

しかしながら、ベテランさんならともかく、私のような就農したての軟弱農家は、忙しい時期が続くと疲れが溜まってきます。少し前から、首、肩、背中、手首。。。とそこら中がずーんと重く、家に帰るとぐったりしちゃってます。

とりあえず睡眠を優先して体力回復に努めております。ブログ更新が滞っているのも、そういう訳です。。。

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(農家ブログランキングで、4位に転落)

この筋肉痛は、自分の目線より高いところにある枝を鍵棒で引き寄せて、作業の間ずっと引っ張り続けていることで起きているのだと思っていましたが

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どうもそれだけではなく、高い枝から落ちないよう、あるいは脚立が傾いて倒れないよう、無意識に身体のバランスをとることで、あまり使ってこなかった筋肉にけっこうな負荷がかかっている、ということに最近気づきました。

2メートル数十センチの脚立に登って

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私の身長が164センチほど。そこから、鍵棒を持った腕を上に伸ばすと

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(女性でも扱いやすい軽量タイプの鍵棒。長さは1メートル弱)

私にも届く! 地上から5メートルくらいの高さの枝までが守備範囲に。

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ちょうど、大人のキリンの顔の辺りで作業をしていることになり

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その間、重心をとるためにお尻を付き出してみたり、上体を反ったり、ひねったり。。。筋肉の緊張状態が続いているようなのです。だからあとで疲れは来るものの、頭で考えなくても自動的にバランスをとる仕組みが備わっている人体って、やっぱり凄い!と思います。

少し前の自分は、そんな高いところで一日の大半を過ごす職業生活になるとは思っていませんでしたし

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(下から登りづらい木は、脚立から枝に乗り移るなどの芸当も)

アラフォーの肉体はもう進化しないだろうと思っていましたが、秘められていた環境順応性のようなものが発掘、開発されるということはあるんだなぁ。自分の中のポテンシャルにちょっと誇らしげな気持ちにもなります。そのうち、バンジージャンプやスカイダイビングとか平気で出来ちゃったりして。。。

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(男性は、10メートル級のびわの木のてっぺんまで行く。このどっかに居ます)

皆さんのお仕事では、どんな人体の不思議を再発見なさっていますか? それではまた。


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難敵! 秋のひっつき隊

農家の生活あるある
11 /14 2017
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*写真でほっこりクイズ⑩〜ウロ(樹洞)の中に居たのは〜の答えは、この記事の最後です。*

こんにちは。福原です。原木シイタケを収穫しています。

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日当たりを悪くしていたマテバシイを倒して、そこにシイタケ菌を入れておいたら出てきたものです。言わば、マテバシイのリサイクルですね。

駒打ち後の倒木

(シイタケ菌を入れた倒木)

精巧なチロリアン柄?が美しすぎて、しばし見とれてしまいます。可愛くて早く食べちゃいたいです。

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斜面での収穫作業は、けっこう命懸けなのですが

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30分ほどでこんなにたくさん採れました。

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お化けサイズが多いので、焦げたパンを並べたみたいに見えるかもしれませんが、シイタケです。お化けシイタケも肉厚で美味いので直売所に出していますが、お店の人やお客さんに「これ何? 売ってるの?」とよく聞かれます。。。

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あまりにも巨大すぎてパックに入らないものや傘が開ききって見栄えの悪いものは、お義母さんが旨煮にしてくれます。箸が止まらない味わい。小分けして、びわの種などクール便での注文発送の際におまけとして付けています。

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さてさて、話は変わって、福原農園ではびわの花もぎ作業を粛々と進めております。

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全てのつぼみを落とし終わったら、隣の木、そしてまた隣の木。。。と草むらをかき分けながら移動していくのですが、気付くと身体中が草の種子だらけに!!

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いつの間に。。。秋のひっつき隊の皆さんです。オナモミの仲間が有名だと思いますが

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こんなのはまだ序の口。 例えば、イノコヅチという植物があります。

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茎の節が赤くふくらんでいるのを、ウリ坊の膝に似た槌(ハンマー)に見立てて(いや、無理やりすぎるだろ)、この名がついているそうです。

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目立たない草なので最初はノーマークだったのですが、ちょっと当たっただけで種子の元になる棘状の物体を大量に擦りつけてくるんです。

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そして、もっとも厄介だと思うのが、センダングサ属。お花はいかにも野の花で、儚げなかわいらしさがあるのですけど

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種子が放射状に広がり、それにちょっとでも触れた物には容赦なく数十本単位で刺さりまくる! 銃弾を撃ち込まれたような気分。

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そういうわけで、毎日何種類ものひっつき隊にされるがままになっている私。色々な素材の作業服を試してみましたが、残念ながら多かれ少なかれ、どの素材にも付くことが判明。

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問題は、ひっつき隊の皆さんが、付いたらなかなかとれない ことです。そのまま洗濯機に入れても、洗濯の水流では取り除けないばかりか、ひっつき隊が他の洗濯物に移ってしまうことも。

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当初コロコロやガムテでとろうとしましたが、ほとんど効果なし。ひとつひとつ指でつまんでとるしかないんです。ただでさえ、農家のお洗濯は、泥汚れを手洗いして、他の物と別洗いで面倒くさいのに。。。

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そういうわけで、ひとつやることが増えてちょっぴり憂鬱になっているのですが、そもそもひっつき隊がなぜひっつくかと言えば、動物の毛に付着して遠くへ運んでもらい、密かに繁殖地域を広げようという魂胆 なのです。なんてしたたか! なんて他力本願

びわ山に現れたアナグマ

(知らず知らずのうちに、ひっつき隊をせっせと運ばされているアナグマ)

でも、それを人間の場合で考えてみると、子孫を残すためには、まず好きな人を見つけ→勇気を出して告白→運よく両想いになったとしてしばらくお付き合い→色々なハードルを乗り越えて結婚。家庭を築く→それでも子宝に恵まれるかどうかは分からないという。。。労力かかりすぎです。人間は大変。

その点、ひっつき隊の皆さんの子孫繁栄にかかるエネルギーは最小限。シンプルかつ無駄がない。なーんか、ひっつき隊との戦いも「これぐらい、しょうがないか〜」 という気持ちになってきました。

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(ニット帽は、付けてと言ってるようなもんだしね)

なんだかよく分からないですが、秋のひっつき隊の生き様を受け入れようと思い始めた今日この頃なのでした。



写真でほっこりクイズ⑩~ウロ(樹洞)の中に居たのは?~の答え

ウロの中で冬眠準備を始めていたのは、本ブログでもおなじみのカエルさんです。

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よく見ると、最低3匹は居ますね。パズルみたいに収まってます。。。

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(3匹見つけられますか?)

カエルは単独行動する生物なので、狭い場所を譲り合って使用しているのは珍しいと思います。この平和的な解決を、各国の首脳陣にも見習ってほしいくらいです。

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(別の日に見に行くと、配置が変わっている。もうちょっとそっち行ける?とか、コミュニケーションをとっているのでしょうか。。。)

読者の皆様からは、「リス?」「もしや、モモンガ?」「ヤマネでは?」などのたくさんのご意見をいただき、正解が身近な生き物であるカエルだったということでがっかりされませんように。。。

それではまた、懲りずにお会いしましょう。

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農家の健診、悲喜こもごも

農家の生活あるある
10 /19 2017
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こんにちは。福原です。今年はホントにがよく降りますね。

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本降り、かつ気温が低いと、びわ農家の仕事はお休みです。風邪引いたら困りますので。こういう時に、家の中を片付けたり、本を読んだり、普段できないことをのんびりやれるのも農家の良いところ。

さて、今日のテーマは健康診断。9月の初旬に、南房総市に転居して来て初めての健診を受けました。そして、ついに先日、心待ちにしていた健診結果が届きました~。

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今回の検診は、私にとって特別な意味がありまして。と言いますのも、就農前、仕事の忙しさを理由に、これでもかっていうくらい不摂生な生活を続けていたために、ここ数年検診結果はどんどん悪くなっていたんです。

そりゃ、そうです。とにかく仕事人間時代は外食が多かった。脂っこいジャンクフードをよく食べていました。カロリーも高けりゃ、味も濃かった。夕飯がお菓子ということもしょっちゅうでした。炭水化物過多で、栄養バランスは最悪。野菜が足りていなかったことも明白です。
アボカドバーガー
(バーガーキングのアボカドバーガーがお気に入りだった)

加えて、いつも時間に追われていたので、早食いの女王でしたし、ストレス解消のため気持ち悪くなるまで食べちゃったり、疲れて歯も磨かずに食べたらすぐ寝ちゃうということもけっこうありましたっけ。暴飲暴食の限りを尽くしていた私がやっていなかったのは、アルコールくらい。これは、体質的に弱かったので手が伸びませんでした。

そういうわけで、生まれ変わったかのように、以前とはがらりと異なる農家の食生活、生活習慣を約半年間続けた結果、どのくらい健診の数値に反映されるか、もう半ば浮かれた気持ちで待っていたのですよ。

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だって、就農してからというもの、毎日自炊・毎食自炊。昼食も自宅に帰って食べています。日が暮れる前にまっすぐ家に帰るので、外食が少ない(ふらりと寄れる場所に店がないとも言うが。。。)。ハンバーガーもポテトもこってりラーメンもコンビニのお惣菜もずうっと食べてません。

栄養バランスだって改善しています。毎日摂取する野菜の量は、明らかに今までの数倍になっているはず。魚も美味しい土地なので、魚介類を食べる機会も増えていますし、田舎では色々頂きものをしたり、今まで身近になかった食材も手にするので、一日に食べる品目の幅も広がってきているはず。これはかなり期待ができるな~。

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(川で釣ってきた魚を調理するのも楽しい)

そういうわけで、早速、封筒を開けて健診結果を確認してみると。。。

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な、なんと、中性脂肪(と腹周り)の数値が過去数年で一番悪くなっているではありませんか!! 信じがたい事実。。。「変化なし」ならともかく悪化しているとは。。。

農家に転職して、身体の中から健康になりました 」てな感じのブログを書くつもりだったのに。。。これじゃぁ、「農家で美BODY」どころか「農家で中年太り」というタイトルのブログになってしまう。どういうこっちゃ。にしても、どうして? 納得がいかないんですけど。

気持ちを切り替えて、健診結果とにらめっこしながら、日々の生活を振り返ってみることに。そしたら、自分でも恥ずかしくなるほど思い当たる点がいくつも見つかったんです。


敗因①山での気のゆるみ

びわ農家は、晴れていれば毎日山に登ります。山の上でスタミナ切れにならないように、いつも休憩用のペットボトルと甘いお菓子、しょっぱいお菓子を持ち歩いています。飲み物は、お茶や水にしておけば良いのですが、人間、疲れた時は甘い物が欲しくなる! ものですので、けっこう糖分たっぷりのドリンクをチョイスしてしまっていました。

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お菓子も、カロリーメイトやクリーム玄米ブランのような栄養補助食品であればまだセーフかもしれませんが、チョコレートやらクッキーやらおせんべいやらもそういえば持参していました。。。田舎の家はお茶菓子が豊富にあるもので。どっかで、身体を動かしているんだから、これくらい自分にご褒美あげてもいいよねという気分になってたんですね。

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(陽に当たっても溶けにくいチョコもあるし。。。)

敗因②食べる物があり過ぎる

農家の台所には、旬の食べ物がいつも届けられます。しかも、超大量に。例えば、じゃがいもの時期は毎日じゃがいも。ソラマメの時期、とうもろこしの時期、落花生の時期なども同様。食べても食べてもなくならない。採れたて新鮮だからすごく美味しいので、ついついお腹いっぱい食べすぎてしまうわけです。恵まれてることなんだけど。。。

サツマイモの収穫

(今はサツマイモが旬)

特に盲点だったのは果物。都会に住んでいる時は、果物は高くてスーパーでも敬遠したり、そもそも果物を楽しむ余裕があんまりなかったりしました。一方、フルーツ王国でもある南房総では果物が手に入りやすいので、いつも何種類もの果物が家にラインナップ。びわの時期は、一日に10個以上びわを食べていましたし、日々、甘夏にスイカに梨に柿。。。と美味しい果物を堪能してきました。

甘夏収穫

果物は身体に良いからいっぱい食べてOKと勝手に思い込んでいましたが、いくらなんでも果糖のとり過ぎだったかも。農家は腹八分目が難しいんだよな。。。

敗因③夫を太らせたかった

現在、夫と二人で暮らしているのですが、夫は太りやすい体質の私とは裏腹に、痩せ体質。努力して食べないと、どんどん体重が減っていってしまうタイプです(あー羨ましい)。夫が私と暮らし始めてますます痩せたと言われたら困るので、夫を太らせる計画として、食欲をそそりやすいメニュー(揚げ物、にんにくやチーズを使った料理など)が知らず知らずに多くなっていたかもしれません。

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(ソラマメの一口春巻き)

その恩恵?をおまえが受けてどーするんだ!?という感じ。。。結果的に、なぜか夫の体重は増えずに私の体重が増えてますから。

また、夫は医師の指示で中性脂肪を適正値まで増やそうと乳製品を積極的にとっています。私は、当然その逆。とり過ぎると、中性脂肪が高くなってしまいます。つまり、全てにおいて逆を行かなければならないのに、新婚気分も手伝って、つい同じものをモリモリ食べちゃってました。。。。しまった。。。

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(びわジャムとクリームチーズを重ね塗りして、喜んでる場合じゃなかった)

しかも、毎晩晩酌する習慣のある夫に付き合い、ほとんどアルコール飲む習慣がなかった私もいつの間にか毎日飲むように。発泡酒や甘いお酒。飲む量は大したことありませんが、お酒自体の糖質も気になりますし、お酒を飲むとついつい食べる量が増えるのは自明の理

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(梅酒もガンガン飲んでいた)

生活のパートナーの存在が、健康面でこんなに影響するということを考えてませんでした。結婚して奥さんの料理をちゃんと食べるようになったことで幸せ太りだとからかわれている人を今までたくさん見てきたのに、自分はノーマークだったとはね。。。いくら夫婦仲良しだとしても、夫が食べたほうがいいもの、イコール、自分が食べていいものではないということをもっと真剣に理解しないとですね。


というわけで、農家にもこんなに落とし穴が。農家に嫁げば、自然に健康体になる、自然に脂肪がとれるという考えが甘かったです(当たり前)。意識も知識も不足していました。物凄~く凹んでおります。

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まぁ、実は今回の健診でいいこともちょっとはあって、毎年指摘を受けていた悪玉(LDL)コレステロールが正常値に入っていました! コレステロールは、実は食事から摂取される割合は2割程度で、肝臓で合成される割合のほうがずっと大きいそうです。つまり、コレステロール値が下がったということは、農家生活で肝臓にかかる負担が軽くなり、肝臓がスムーズに働いてくれるようになった可能性があるということです。

具体的には、空気が美味しく、緑豊かな環境で農作業をする → 運動習慣ができた & 仕事や人間関係のストレスが減った & 程よい疲労感で快眠、長年の睡眠不足が解消された、などが関係あるのではないかなぁと考えています。普通はコレステロールが減ったら、中性脂肪も連動して減ることが多いと思いますが、そのためにはもう少し食べる量自体を減らさないとねぇ。。。

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上記の分析が合っているかどうかは分かりませんが、少なくとも健診で日頃の食生活を点検する貴重な機会をいただいたことは確か。10年来、染み付いてしまった悪習慣、身体が溜めてしまったツケをたかが半年でなかったことにしようなんて甘いこと考えないで、これからは地道に努力していこうと心底思えました。どこに引っ越しても、年に一回検診が無料で受けられる日本はいい国ですよね。

暮らし方や働き方を変えたら、健診の数値が良くなったよという経験談 を持つ方からのコメントもぜひお待ちしております。

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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。