繁忙期、黒い兵隊に襲わるる

田舎暮らしびっくり体験
05 /10 2018
 2018房州びわのご注文受付中 福原農園のHPはこちらから


こんにちは。就農2年目の福原です。お義父さんの畑では、新じゃがを収穫しています。

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柔らかくて、お芋本来の旨味が存分に味わえます。皮むかなくていいのもありがたい!

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(活力鍋ですぐできる!じゃがバター)

旬の味覚をまとめて楽しむと、より幸せになれますね。

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(新玉ねぎ&ソラマメと炒める)


さて、びわ農家。6月の大量発送に向けて、倉庫では着々と準備を進めています。

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毎年、何千という数の化粧箱を手折りします。内側には、びわを衝撃から守るクッション材を複数入れることになっています。

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発送用の外箱(ダンボール)を、大きなホッチキスでガチャンコするのは思ったより力が必要です。

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私は、手がくたびれないように休み休みやっているのですが、この道50年?のお義母さんは驚異のスピードで作り続け、まるでマシンのようです。。。

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そんなわけで、収穫に向けまっしぐらなのですが、繁忙期と閑散期があるのがびわ農家。一年の中でこのメリハリは、私にとってはかなり新鮮に感じます。

過去の職場では一年を通じてずっと同じ忙しさが続き、息つくタイミングもなかったように記憶しているので、短期集中(ねじり鉢巻期間とも言う)と逆に弛緩(悠悠自適期間)があるびわ農家の働き方は、好きは好きなのですが

集中弛緩も慣れないと、けっこう難しいもので。

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(弛緩ガエル。しばらく文章と関係ない写真が続きます)

弛緩は、簡単だろうって? いや~そうでもなくって。仕事依存体質が染みついている人間にとっては、さぁ、今日は好きなことして過ごしていいよ、が実は一番戸惑ったりします。仕事のことが気になったり、結局溜まった家事を片付けて終わっちゃったり。

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世の中の多くの人が職場に拘束されていることを思うと、なんだか自分だけサボっているような、楽しちゃってるような罪悪感みたいな気持ちにもなっちゃうんですよね。

農家は土日やGWなどの祝日もないので、その分、休める時に休むでまぁいいのかなぁ と最近では思うようになりましたけど。

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そして、就農して、その弛緩よりもさらに順応が大変なのは、繁忙期にがっつり集中することのほう。

がっつり集中とは、言い換えれば、仕事最優先モードです。つまり、びわの仕事に全エネルギーを傾けよう、その他のことはあえて疎かにしよう! ということ。これが私、意外に全然出来ないのですよ!!

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仕事に一生懸命で休憩を省くとか、睡眠を削るとか。これは若い頃から慣れているので割と平気です。家のことに目をつぶる。そう、こっちが難しい。

具体的には、タタミにゴミが落ちていたり、部屋の隅にホコリがたまっていたりするのを見ても、いや、今は掃除機かけるより、びわの仕事に集中集中 と切り替えなきゃいけません。

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びわの時期は、梅雨時でカビが生えやすい季節にもかかわらず、トイレやお風呂などの掃除も最低限にします。やるべき事務仕事がわんさかありますから。

あれ、あのマットいつ取り替えたっけ? あれ、冷蔵庫に賞味期限切れの惣菜がいくつもあるな。。。あれ、昨日もしかしてゴミの日だった??、今日の夕飯もレトルトで済ませちまったぜ。。。という調子で、どんどん健康的な生活から遠ざかっていくのがどうも落ち着かないわけです。

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繁忙期ってそういうものだよ。繁忙期が過ぎたら、ちゃんとやればいいんだよ と周りの人は言いますが、仕事が忙しくてしんどいとか身体が辛いとか以上に、家の中がめちゃめちゃになるショックにまだ慣れないんですよね。

だから、農家の人の切り替えの早さや優先順位の付け方には、心から尊敬の念を抱いています。

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そして、事件?は、そんな自分自身との内なる戦いの最中に起きました。

最初に黒い兵隊さんたちが出没したのは、なぜか脱衣場でした。これは、工務店さんに相談して迅速に対処していただき、一旦安心したのですが

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数日後、今度は私のお気に入りの場所である玄関付近にも出没。

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(下駄箱の上に、大好きなおばさま手作りの刺繍額が飾ってある)

そして、ついに居間の四隅からも続々と兵隊さんたちが出てき始めたのです。

そう、アリさんです。小さいけれど、湧いてくるかのようにどんどん現れ、いつのまにか行列に。さかんに触角をすり合わせて情報交換しています。「この家、美味しいものある??」みたいな感じでしょうか。。。

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その光景を見たマイナス思考の私。「あぁ。やっぱりそうだ。掃除をいい加減にしていたからこうなったんだ。天罰に違いない

食べこぼしがあったか? 昨日あそこでお菓子をバリバリ食べたからかも。そういえば、黒糖たっぷりの梅酒をこぼしたこともあったような。。。」ともう自責の念にかられまくり状態に。

昔「黒いじゅうたん」というパニック映画(アリの超大群が進行方向にある植物はもちろん、動物や人間を食い尽くしていく)を観て以来、昆虫の中でアリが最も苦手なのです。

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自宅が黒いじゅうたんに覆われたらどうしましょ!? とひとり恐れおののいていたところ、夫がアリ用の毒エサのようなものを買ってきました。

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とりあえず、これをアリの行列の途中に設置して、アリたちがエサを巣に持ち帰ってくれれば、巣の中のアリコミュニティは女王アリも含めて壊滅できるということらしいのです。

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安易にスプレーなどで殺してしまうのではなく、巣ごと退治して、未来永劫我が家に入るアリが(同じ巣からは)いなくなるようにしないといけない、と説得され

毒エサを設置。ノイローゼになりそうな恐怖を抑えて、半日後。。。

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ひぇ~。最初の何倍ものアリが毒エサを取りに来ています!!かえって呼んでません?? 黒いものが蠢く姿がおぞましい。。。

神様。もう繁忙期でも掃除機はちゃんとかけますから。助けてください と祈るような気持ちでもう半日が経過。

あれ、突如アリがきれいに消えました。ぴたりと来なくなりました。居間にアリが出始めてから、ちょうど24時間ほどで静かな我が家が戻ってきました。毒エサ万歳!!

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(ホントにいなくなったか念入りにチェック)

工務店さんのお話によると、高気密住宅であっても、1ミリ程度の隙間があればアリの出入りを許してしまうこと、小さなアリは断熱材も通り抜けられること(巣食うことまではないけど)、特に我が家は、江戸時代から続く土台を使っているので、虫の侵入を完全に防ぐことは難しいということでした。今回のような対処療法をとっていく他ないわけですね。

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(柱にも豪快な隙間があるし)

そりゃ、そうですよ。こんな山の中ですから、が入ってこないわけないです。扉や窓の開閉もしているわけだし、作業服についた色々な虫も普通に持ち帰ってしまいますから。

都会のマンション暮らしでは、アリどころか、ハエや蚊さえお目にかかることは少なかったので、アリや巨大グモなどに出会うとビックリしてしまうのですが、まぁ田舎の農家ではけっこう普通のことなんだと分かって妙に納得。工務店さんへの感謝の気持ちも変わっていません。

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そんなわけで、掃除はしてもしなくても虫さんの襲撃があることが分かったので、やっぱり繁忙期くらいは、掃除は適当に済ませよう(そうなる?) という方向で心は固まったのでした。皆さんも黒い兵隊さんにはご注意を。。。それではまた!

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(袋かけの終わったびわ山)


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職業アイデンティティと俗称に関する一考察

田舎暮らしびっくり体験
04 /14 2018
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こんにちは。就農2年目の福原です。農園は、春爛漫です。被写体が多すぎて困っちゃうくらいです。

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(日本原産の野生ラン。エビネ)

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(山に群生するアヤメの仲間。シャガ)

そんな中、我々は咲き誇る花達を愛でる間も惜しんで、びわの袋かけをせっせと進めています。

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(一日中、脚立の上にいるお義母さん)

袋かけ部隊が集合して約1か月。おかげさまで、ようやく全体の6割くらいが終わったところです。

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(新しいパートさんは、私と同い年!)

昨年夏から秋にかけての長雨や日照不足、あるいは台風による塩害海からの潮風で葉っぱが枯れる→葉っぱで作る栄養が足りず、実が出来ない )などによる不作が心配されていましたが

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(袋がかけ終わったびわの木たち)

今のところ、なかなか良い実が出来ているので、ほっとしています。

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(実の赤ちゃんは、美しい黄緑色。産毛もきれい)


さて、突然ですが、皆さんはご自身の職業を人になんと説明していますか?

市役所の環境課で働いています 」のように職場や部署名で語る人もいるでしょうし、「外国人に日本語を教えています 」などと業務の大まかな内容を話したり、「税理士です 」というふうにズバリ資格名を言う人もいるでしょう。

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(以下、文章に合う写真がないので、農園の春の風景が続く)

私の場合は、「農園でびわを作っています 」とか「びわ農家です 」と言えば大体伝わると思うのですが、最近、地元の人がびわ農家のことを「びわ屋さん」と呼んでいることに気が付きました。

びわ屋さん。。。。か、かわいいじゃねーか。。。

いわゆる俗称ですね。私服警察官を「刑事(デカ)」と言ったり、僧侶や住職のことを「お坊さん」と言ったりするのと同じかと。

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それにしても、米農家を「お米屋さん」とは呼ばないし、いちご農家を「いちご屋さん」とは呼ばないと思うのです(産地では、言うのでしょうか??)。

例えば、お米屋さんと聞けば、お米を育ててる人ではなく、お米を仕入れて売っているお店を指すのが一般的ですよね。

他に、酒屋に関して言うと、お酒を醸造している酒屋をわざわざ「造り酒屋」と呼んで、単にお酒を販売している小売店と区別しています。よって、「○○屋さん」とは、商品を売っている場所なことが多い気がするのですが

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それなのになぜか、この辺りで呼ばれる「びわ屋さん」という俗称は、びわが店頭に並んでいる店ではなく、「びわはいらんかね~ 」と売り歩いている人でもなく、びわの生産者を指しているんです。うーん、不思議。

ただ、福原農園の場合は、びわを市場に出荷せずに、ネット経由で直接お客様に販売しているので、商品をその場で作って店頭に出しているパン屋さんやラーメン屋さんに近い感覚。だから、「びわ屋さん」と呼んでも別におかしくないと言えば、まぁそうなんでしょうけど。

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それと、普通は人から呼ばれる時にさん付けされるのであって、床屋さんは自分のことを「私は床屋さんです 」とか言わないだろうし、医師が「僕はお医者さんをやっています 」とも言わない(お子さん相手には言うことあるかもしれないけど)と思うのですが

びわ農家は、自らを堂々と「びわ屋さん」と呼ぶのです。使用例=>「うちはびわ屋さんだから、6月は忙しいのよ

キャビンアテンダントのことを「CA」と呼んだり、社会保険労務士のことを「社労士さん」と呼ぶのは、長いから略しているんだなと分かりますが、びわ農家は「びわ農家」と言っても、「びわ屋さん」と言っても同じ5文字。。。一体何なんだ。

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思い起こせば、私が医療や福祉の世界で働いていた頃、配属されている職場によって「指導員」「支援員」「ソーシャルワーカー」などと職種名はころころ変わったものなので、職業の呼び名なんてその程度のものなのかもしれません。

特に医療の職場では、医師、看護師、作業療法士、心理士、薬剤師。。。などなど様々な職種の人が協働して働いていたので、職種間のやりとりが必要な時は、主治医のことを「ドクター」と呼んだり、作業療法士=オキュペーショナルセラピスト(Occupational therapist)だから「OT」と呼んだり、たくさんの俗称が飛び交っていました。やたら横文字が多いのも特徴。

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当時の私は、精神保健福祉士という資格で働いており、他の診療科で働くソーシャルワーカーと区別して、精神科ソーシャルワーカー(Psychiatric Social Worker)、略してPSW、さらに訳して「P」と簡素な俗称がありましたが

「ピー」って。。。なんだか放送禁止用語みたいであまり好きになれないまま、仕方なく使っておりました。

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逆に言えば、自分をその職業の俗称で胸張って紹介するようになったら、少なくとも、その仕事に対する職業アイデンティティが自身の中でめでたく形成されたことになるのではないかなと思います(必要なスキルが備わっている証には全然ならないけれど)。

かくいう私も、「自分はびわ農家なんだ! 」という確固たる気持ちがあって、気付いたら自分のことを「びわ屋さん」と称するようになっていたのです。

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産地でのみ通用する俗称というのは、地元の人がその職業の人に対して、親近感や敬意を持ってくれているからこそ存在すると考えることもできますので、私も積極的に「びわ屋さん」を使っていこうと思う訳です。

そんなわけで、皆さんのお仕事の俗称を聞いてみるのも面白そう、と思っている今日この頃。それではまた。

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そして、びわ農家の自己表現は続く

田舎暮らしびっくり体験
03 /20 2018
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こんにちは。就農2年目の福原です。またまた冷たい雨。濡れた花はっぽくてなかなかなのですが、寒すぎますよね。。。

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(ピンクにうっとりさせられる桃の花)

びわ農家は、雨の日は山の仕事ができないので、家のことや事務仕事を片付けます。

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と言いつつ、農家友達のおうちに遊びに行って、お茶飲んでる時間のほうが長かったりして。。。

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(お友達のお庭の木蓮。花がつぼまって咲くのに存在感たっぷり)


さて、ふと気が付くと、このブログ「びわ農家の気持ち」を書き始めてから、昨日で1年が経ちました。

これまで、100回以上記事をUPさせていただきましたが、納得のいく写真と文章になるまで、頭をかきむしりながら何度血を吐く思いをしたことか。。。(いや、マジで)

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(眠くて手が止まることもしばしば)

そもそも、びわ農家発信の情報を求めている人なんて、世の中にそんなにいるわけないのです。だがしかし、それでもブログを訪れてくれる人には少しでも「読んでよかったなぁ 」と感じてもらいたい。

そして、あわよくば?「びわって、こんなに手塩にかけて育てられているのか 」「この人たちが育てたびわを食べてみたいな 」と思ってもらえたら。。。いつもそんな一心でPCに向かっております。

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一日24Hしかない限られた貴重な時間を割いて、ブログを最後まで読んでくださる方。「いいね!」を押してくださる方。ブログランキングボタンをポチっとクリックしてくださる方。わざわざ感想や質問などのコメントまで書いてくださる方。

皆さまに励まされ、生みの苦しみを感じながらも?楽しくブログ執筆を続けることができています。

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(農家ブログランキング。やっぱり1位になったら元気出る)

月並みですが、この節目に感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございます

この先、ネタ切れになろうと、びわ農家の仕事がどんなに忙しくなろうと、細々とブログはずっと続けていくぞと心に決めている私。

農家こそ、ブログという自己表現の場が必要だと思うからです。

私は元々、メールで個人的に親しい人とやりとりをすることは苦にならず、むしろそれは好きなのですが、FacebookやInstagramなどのSNSで半ば一方的に自己表現をするというのはあんまり得意ではなく。。。

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(仕組みもよー分からんが、最近やっと慣れてきたFB)

どうしても、他人の時間を拝借して自分の生活の様子を共有するだと??、共感してもらおうとか身の程知らずってならない?、拡散してもらったりするほどの面白い私生活じゃないし、こんな投稿して「だからどーした!?」って突っ込まれないかしら。。。と性格上、色々いろいろ気になってしまうタイプ。

でも、ブログは読むほうに読まない自由があるから、そこまで押し付けがましくない(たぶん)。また、「びわ農家の気持ち」は文章が主体のせいか、不思議と自分を出しやすいのです。いつのまにやらブログが私の生活においてなくてはならない要素になりました。

山で過ごす時間が長い生活では、顔を合わせる人間関係が限られているため、煩わしさがないという良さもある一方で、自身の意見や気付きを多くの人に伝える機会がどうしても少なくなりがちです。

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(山に鳥はいっぱいいるが、人はいない)

作物を作ること自体が自己表現、と考える人もいるかもしれませんが

大勢の同僚や顧客と接し、築いた人間関係をも仕事のアイテムにしていた時期と比べると、今は「福原農園のお嫁さん」という役割で見られやすいので、私個人の人となりや個性は別に発信する場があると嬉しいのです(←なんだかんだ主張したがり)。

自分の中で、「他の人はこれについて(感動、疑問、問題意識、アイデア等)どう考えるのだろうか?」 → 「身近な人以外の人の反応も知りたい」 → 「よし、ブログで発信してみよう 」 てな感じにできることが私の中ではずいぶんと支えになっています。

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だって、ブログは全世界の人が目にする可能性があって、遠くに住んでいて業界も違う人、実生活では知り合うチャンスもない人が自分の表現した記事をどこかで読んでくれているかもしれない、そんな素敵なツールなのですから。

一方、ブログやSNS、携帯電話やスマホもなかった時代に農家にお嫁に来た人は、長電話もはばかられ、手紙を書くにしてもタイムリーには第三者と交流できなかったでしょうから、辛いことも溜めこんで孤立しやすかったのではないかと思いを馳せてしまいます。

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(木の上は爽やかだけど、基本孤立状態)

そういう意味では、今の時代はとても生きやすいですね! ブログを書ける環境にあるということがすでに恵まれていると感じます。

就農2年目&アラフォーともなると、そろそろ新鮮な目線にも陰りが見え始めた気もしていたのですが。。。これからもたくさんのびわ農家の思いを綴っていきたいと奮起し直したのでした。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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大山鳴動してウサギ一匹も。。。なお話

田舎暮らしびっくり体験
03 /13 2018
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こんにちは。就農2年目に突入した福原です。1年はあっと言う間です。

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先週は雨の日が続きましたね。1週間ぶりくらいに山に行ってみると。。。

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原木椎茸が、水気で体積を増やして増殖。早速、収穫して直売所に出しました。しばらく、我が家の食事は椎茸祭りです。

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さて、先日、ハウスの中を歩いていた時のこと。近くの草むらから突然、茶色い物体が転がるように飛び出てきました。

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(こんな感じの草むらだった)

ハウス(出入り口は日中開け放していることがある)の中にも、虫やら両生類やら鳥やら色々な生き物が潜んでいるのは承知していますので

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(びわの木にとまる鳥)

ちょっとやそっとでは驚かないようになっていますが、茶色い毛で包まれた生き物が突如足元に現れたので、思わず

「ぅぎゃー!!」

という大声を出してしまいました。跳ねて移動している様子から、ウサギであることを確信。ウサギも、私以上に怯えていたのでしょう。苗木ポットの隙間に逃げ込んで、出てきません。

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びわにとってウサギは、樹皮を食べられて大事な葉や実に栄養を送ることができなくなるため、憎き害獣

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(びわの枝が地面近くまで下がっているところが狙われる)

しか~し、この時の私はウサギを撃退したいという気持ちよりも、「ウサちゃんのラブリーな写真が撮りたいな💛 」という気持ちが勝ちまして

怖くないからね。何もしないから大丈夫だよ~ 」などと言いながら、近づいてみました。

すると、案の定、怯え切っているウサギは、勇気を振り絞ってポットの隙間から脱出し、ハウス内の私から一番遠い方向へ猛ダッシュ(たぶん時速40キロくらい?)していくのでした。

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(また物陰に。あの耳をなでなでしたい)

やっぱり動物園のふれあいコーナーにいるウサギと違って野生ですから、人間には慣れていない様子。きっと私も、天敵の野ネコやトンビなどと同じように恐ろしい悪魔のように映っているんだろうなぁ。なんか悲しいわ。

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(彼らは従順だ)

姿は見えませんが、ハウスの端っこの物陰に隠れ、震えているであろうウサギを思うと、なんだか可哀想な気持ちにもなります。

しかし、びわ農家と言えども、警戒心の強い野生動物に日中出くわすという経験は早々ないものなので、「これは、家族に自慢しなくっちゃ 」とLINEしまくる私。

早速、虫網を持った捕獲員スタイルの夫が駆けつけました。※びわ農家は暇人というわけじゃございません。

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(大の大人が、隠れているウサギを見るのに必死)

最終的には、一瞬首根っこを捕らえるところまではいきましたが、すぐに手をすり抜け、逃げられてしまいました。ウサちゃんの全体像も撮れませんでした。残念すぎる。

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(かろうじて、顔だけ撮れた)

野ウサギ一匹にこんなにワクワクするものかと自分でもびっくりしましたが、結局、野生動物と人間は、どこまでも交わることのない平行線の関係なのだということを改めて感じた出来事でした(←当たり前)。間違っても、餌付けしようとか愛でようなんて思ってはいけないのでしょうね。

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(翌日もあきらめきれない人)

しばらくは、ウサギの姿を無意識に探してしまうびわ農家なのでした。それではまた。

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(地面にあいていた穴。ウサちゃんのおうちではと疑っている)


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無意識の中の故郷が人生選択に及ぼす影響

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03 /02 2018
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こんにちは。就農一年目の福原です。南房総では、ずいぶん前からあちこちで早咲きの桜が目を楽しませてくれています。

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房州の春の訪れは、ひときわ早いです。

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さて先日、私の両親と弟がリフォームが終わった新居を見に来ました。

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(改築祝いに、掛け軸をもらう。竹とスズメの組み合わせは、家内安全を願う意味だとか)

普段はノリが悪い?人々なのですが、びわ運搬用モノレールに乗せてもらって、いつになくはしゃいでいました。里山には、大人でも童心に帰らせてしまう不思議な力があるんですよね。

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(乗車中。揺れるのでけっこう怖い)

ところで、実家を断捨離してるとかで、私の小さい頃のアルバムを実家から新居に運んで来た母。

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私は、ウェディングフォトさえ撮らなかったほどの写真嫌いなので、アルバムなんて手元にあっても見るつもり全然なかったのですが、押入れの奥にしまう前に何気なくめくってみたところ。。。

小さい頃よく遊びに行っていた新潟の祖父母の家の周りで撮った写真。

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(身内の写真ばっかりで申し訳ない。。。)

ありゃ?、なーんか福原農園にある風景と重なる。田舎はどこも似た景色なのかな。。。

そして、父の転勤のため数年間住んだ栃木県の自宅の写真も。

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(野菜と一緒に写ってる写真も多いし)

うーん、古民家。私、都会っ子のつもりだったのですが、意外と古民家育ちだったか?

特に二度見するほどたまげたのは、祖父母の家に切子格子があったこと。

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今回、母屋をリフォームする時に、思いつきでどうしても付けたくなり、あとから無理言って工務店さんに付けてもらったのですが。。。

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え? 私、もしかして幼き頃から切子格子というものを知っていた??

自分では全く覚えていないのに、古い写真を見ると、昔と今とがつながっている感覚これは!!

。。。えーと、何でしょう? デジャブ?ではないし、前世の記憶でもないし。。。とにかく大袈裟に聞こえるかもしれませんが、鳥肌が立つほどの衝撃だったんですよね。

だって、どれも記憶がない頃の写真です。アルバムを見るまで、思い出すことさえ皆無だったのに。

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さらに、私が山歩きが好きな理由や竹林に心惹かれる理由などが、アルバムの写真から読み取ることができました。

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(アルバムの中の”山”率ハンパない)

つまり、自分では、農家に嫁いで転職したのは、自分の意思、よくよく考えての人生の選択だったつもりなのですが、実は必然に近いものだったという可能性が出てきたわけです。

人は、小さい頃に慣れ親しんだものに対して、ある程度年齢がいってから恋しくなったり、関心が高まったりする生き物 だということ。意識レベルでは認識していなくても、魂が覚えている。

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小さい頃に当たり前にそこに在ったもの、馴染んでいたものに触れると、大人になってからも安心するのかもしれません。おふくろの味にほっとするのも同じ原理かな。

さらに言えば、職業選択や住む場所の選択は、自分では無意識の原点回帰なのかもしれませんね。年を重ねるうちに、故郷に戻って家業を継ぐ決心をする人が多いのも、(これまではあまり理解できなかったのですが。。。)アルバムを見たおかげでなんだか自然なことのように思えてきました。

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人は、無意識に悪いことも繰り返そうとしてしまう場合がある(例えば、親に日常的に暴力を振るわれて辛い思いをしてきた人が、自身が親になった時子どもを殴る親になってしまう心理メカニズムなど)ようなので、良くも悪くも、心の中にある故郷(意識・無意識問わず)が後半の人生に与える影響は少なくない のだと考えられます。

というわけで、写真が苦手であっても、人生の選択を振り返ることができたり、自身のルーツを辿る楽しみがあったりするので、写真を撮ってアルバムに残しておくのも悪くない、と初めて思ったというお話。

時代を感じる、不鮮明な写真ばかりで失礼しましたが、懲りずにまたブログに遊びに来てくださいね。

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(家の裏にお宮さんがあるのも同じ)


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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけてびわを育てているか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

また、20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ち、色々あって嫁いでしまいました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。