不思議文化、屋号の謎に迫る

田舎暮らしびっくり体験
10 /15 2017
房州びわと山の幸 福原農園のHPはこちらから


こんにちは。福原です。昨日は、旧富浦町八束(やつか)地区の祭礼がありました。

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地元のお祭りを見るのは初めてなので前々から楽しみにしていたのですが、あいにくの冷たい雨。

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せっかくの屋台は雨よけのビニール越しでしか見られませんでしたが、ぼんぼりの明かりと軽快なお囃子に地元の活気を感じることはできました。

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道を歩いていても人に出会うことが少ない地域なので、「あれ、この辺てこんなに人住んでたんだ~」と思うほどの人の数。でも、この中に福原さんて何人くらいいるんだろう??

何しろ田舎では、同じ町内に同じ苗字の人がたくさん住んでいます。実際に遠い親戚の場合もありますが、特別に繋がっていそうにない人でも「あ、お宅も福原さん?」となることがけっこうあります。まさに福原だらけです。

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(ここからはご近所のお庭で撮らせていただいたお花の写真)

結婚の挨拶をしに夫と二人でご近所を回った際も、半分くらいの方が「福原さん」で困りました。お顔だけじゃ覚えられないよ~、せめて福原Aとか福原Bくらいは表札に貼っておいて欲しい。。。

なので、私も普段、ただ「福原さん」と言われることはあんまりなく、「○○の福原さん」と何らかの修飾語を付けて呼ばれたり、もしくは屋号で呼ばれることが多いんです。

都会では、屋号を使うということはほぼないので、これは私にとってけっこう違和感ありの文化。

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屋号って本当に便利なの?と思ってしまう場面も。例えば、本当の苗字は佐藤だけど、屋号は田中ということもあります。佐藤さんだけど田中さん。複数の人が集まる時に、本当の苗字が田中さんという人も同じ場にいるともう混乱。。。じゃあ、屋号の田中さんを佐藤さんて最初から呼べばいいじゃん!と思うのですが、そう簡単にいかない話なのです。

そう、だって屋号には歴史がある。調べてみると、同じ苗字ばかりの集落で家を呼び分けるために屋号を使用するようになったという経緯もありますが

そもそも江戸時代は一部の人しか苗字を持つことができなかったので、特定の家を指す時に屋号のようなものが必要だった、また、本家から分家した家も同じ地域に家を構えることが多かったために屋号で区別するようになったそうです。

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では、ここで、当農園の屋号は何なのかと言うと。。。

りーむ

は? もはや漢字さえ浮かばないですが。。。クリーム? いや「りーむ」です。外来語ですかって感じですが、これは短縮形で、正式な屋号は「利右衛門(りうえもん)」。

この家の初代の方のお名前から、この屋号になったとのこと。他にも、○○兵衛のようにご先祖のお名前がそのまま屋号になっている例はあり、苗字の代わりに使うのに下の名前っぽいじゃん!と突っ込みたくなりますが、そこは我慢(?)。

名前が由来のもの以外では、地形の特徴からとったもの(坂の上にある家だから坂上さん)や、商売に関わるもの(農具を作る職人の家は鍛冶屋さん)などがあります。

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屋号の良さは慣れると分かってきます。その家の構成員の名前を全部覚えていなくても、「〇〇さん」という屋号で呼んでおけばとりあえず通じます。私なら、「りーむのとこのお嫁さん」です。

若い頃の私は、結婚して自分の慣れ親しんだ苗字を失うことや、女性が結婚相手の戸籍に吸収されるような感覚に少なからず抵抗感を持っていましたが、今は「りーむさん」と呼ばれるとなんだかくすっと笑ってしまい、地域の一員として迎えられたようなありがたささえ感じます。

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そう言えば、夫が小さい頃に「りーむのとこの坊主だろ? 乗って行きな」と声を掛けられ、誰だか知らないおじさんの軽トラで家まで送ってもらったということがよくあったらしいのです。

屋号で呼ぶ人は近所の人に違いないし、イコール変な人物ではないという証明のような不思議な効力まであるということ。都会ではありえないエピソードですけどね。

脈々と息づいてきた屋号。私の上の世代ではまだまだ日常的に使用されています。これは継承していくのが面白そうです。お祭りの夜にそんなことを考えましたよ。皆さんの田舎には、どんな屋号がありますか?

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古民家ノスタルジィ<プロセス>

田舎暮らしびっくり体験
10 /08 2017
こんにちは。福原です。

お隣のエンゼルトランペットが見事だったので、撮らせていただきました。遠くからでも目を引く美しさです。

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ブロ友さんがやっているお店(串焼 権兵衛)にお邪魔し、念願だったびわ酒をいただきました。当農園のびわで漬けてくださったとのことで、とても嬉しい!

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ブランデーベースでほんのりびわの風味。ごくごくっといってしまいました。どのお料理もこだわって作られていて、勉強にもなりました。


さて、当農園の入り口にある、江戸時代中期に建てられたとされる母屋(改修前の母屋については、こちらこちら)。長い間使っていませんでしたが、これから我々夫婦の新居として住むための丸ごと改修工事が急ピッチで進んでいます。

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というのも、今年は夏から初秋にかけて記録的に雨の日が多く、関東地方では日照不足による野菜の高騰が起きてしまいましたが、我が家の改修工事もかなり遅れてしまったんです。11月中に完了予定だったのに、もしやお正月も今の貸家で過ごすことになっちゃうのかも。。。というわけで、職人さんたちが工期を挽回すべく、残業対応しながら作業してくださっています。

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まぁ、お天道様(おてんとうさま)のご機嫌ばかりは、文句を言っても仕方ないですから。気長に待ちたいと思います。

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(母屋の完成イメージ図)

改修工事の内容ですが、とりあえず解体してみて、再利用できないほど傷んでいる、あるいは耐震や断熱等の機能的に現在の工法でやり直したほうが良いと判断された基礎部分や壁部分を撤去することから始まり

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(柱が浮いているところは、下が腐っていたので切り取った状態。)

長い年月の間に柱が傾いたり、建物ごと沈下したりしてしまった部分を正しい状態に修正するという作業が、一番大掛かりで難局面と聞いておりました。

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実際、「やってみたら、ちょっとしか直りませんでした~」と工務店さんから言われ。。。あら~と思いながら説明をうかがうと「江戸時代の大工の技術が凄すぎて、組んである梁と柱がほとんど動かなかった」とのこと。

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なるほど。。。さすが、300年地震大国日本でこの建物を持ちこたえてきただけのことはある。日本人の職人魂万歳です。

一応、対処の方法としては、内装を工夫して正しい角度で柱が立っているように見せたり、屋根瓦を軽量化することにより歪んでいる部分の負担を小さくしたりで、ほとんど問題は解決するそうです。現代日本の建築技術も素晴らしいですねぇ。

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それと、私が一番気になっていたことを工務店の建築士さんにぶつけてみました。「この家は、ダニ問題起きませんかね??

だって、今夏からつい先日まで、イエダニの被害(ルポはこちら)に悩まされていた私。山から下りてくる冷たい空気が隙間風となって入ってくるために、暖かい房総のイメージに反し、やたら寒かった母屋を高気密高断熱住宅に生まれ変わらせ、快適に暮らしていきたいと考えたのですが、高気密高断熱ってダニにとってもなんだか居心地良さそう。。。

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自然素材を使用した断熱材は壁の中でも呼吸をしているので、熱を逃がさないにもかかわらず、常に調湿してくれる。そのため、一定の湿度が保たれ、ダニが繁殖することを防ぐことができるとのことでした。とても安心しました。

我々が大切に思っている方々に、新母屋が完成したらぜひ遊びに来てください、とお声かけしてきました。あと少し、楽しみにお待ちくださいね。


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田舎暮らしに適応できる人、できない人

田舎暮らしびっくり体験
10 /04 2017
こんにちは。福原です。

10月に入りました。カラスウリの実がぶら下がっています。食べたら美味しそうな色だなぁと思ったら、苦くて食用にはあまり適さないとのこと。最近、何でも食べようとしちゃいます。

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青柚子がたくさんあるので、柚子胡椒づくりにチャレンジしました。青唐辛子は、農産物直売所で一袋50円とお買い得。

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フードプロセッサーで混ぜるだけのお手軽調理。お肉やお魚のソテーにはもちろん、お刺身にも使えます(ワサビより好きです)。食パンに塗ってチーズと一緒に焼いても美味です。カプサイシン効果で、朝から血流が良くなりそう。

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さて、唐突ですが、私はこちら(南房総市富浦町)に引っ越してきて約7ヶ月が経ちました。よく人から「田舎は何もなくて淋しいでしょう」「東京が恋しくなってるんじゃない?」と聞かれますが、今のところそう思ったことはないです。

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確かに、自分の意志で移住しても、田舎の雰囲気や文化に馴染むことができず、泣いて暮らしている人がいた、結局都会に戻ってしまった というような話は聞いたことありますが、私の場合は決して無理している訳ではなく、毎日ハッピーな気持ちで過ごさせてもらっています。

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自身の半生を振り返ってみると、新しい環境に慣れるのにはかなり時間がかかるほうだったと思いますが、今回の移住でカルチャーショック不適応を起こしていない理由はズバリ

アラフォーだから(死語かもしれませんが、あえて)

これに尽きると思います。この年まで生きていると、大抵の物事については知識もあるし、想像できちゃいますからね。

どういうことかと言うと、田舎は買い物する場所が遠いとか、電車やバスの本数が少ないとか、だから車が運転できないと生きていけないとか、映画館などの娯楽施設がないとか、旅行に行こうにも空港に出るまでが大変とか、夜道は街灯がないので危ないとか、虫がやたら多いとか。。。そのくらいのことは覚悟していたし、驚かない。それがアラフォーです。

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元都会の女のような書き方をしておいてなんですが、実家も首都圏ではあったものの、都会と言えるほどの場所ではなかったです。さらに、20年間一応都内で働いてはいましたが、都内にも田舎に近い場所はありますし、そもそも福祉関係の施設というのは人里離れたところにあることも多いんですよね。便利な暮らししか知らない訳でもないのが、ある程度長く生きてきたアラフォーの逞しさです。

それから、アラフォーは用意周到な生き物。若い時みたいに憧れや勢いで行動するのではなく、考えうるリスクや実現可能性を検討し、人に直接聞いたり、ネットで調べたり、人生経験を活かしながら情報収集も抜かりなくできます。

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適応できた要因として、私の中で一番大きかったのは、(これ以上はもう結構、というところまで)都会にどっぷり浸かっていたこと。例えば、「この先、どんなに交通が不便なところに引っ越したとしても、満員電車が懐かしいなんて死んでも言わないぜ 」くらいまで満員電車に乗りまくって疲弊していたり、コンビニ飯やファーストフードを食べ飽きていて、何でもすぐに手に入る生活が決して豊かではないことを身体で実感していたり。移住してから、やっぱり都会のほうが良かった~とはならない自信がありました。

一方、楽しいことにもどっぷり浸かりました。雑誌で紹介されるような美味しいお店に足を運んだり、都会でなけりゃ行きづらい演劇やライブなどに出かけたり、思いつく限りの興味のあることを好きなだけ実行していたと思います。年齢とともにだんだん気が済んできて、やがて都会に未練なしの状態となり、心おきなく田舎暮らしに邁進できるように。これには、アラフォーになるまでの時間が必要だったかもしれません。

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新規就農仲間には、この土地で生まれ育ったが、一旦東京に出て、やりたい仕事を納得のいくまでやって、実家を継ぐために戻ってきたという人がとても多いです。アーバンライフ?を知らないままでは、故郷に根を下ろすことはなかなか思い切れないけれど、何年か経験すれば「アーバンも、もういいかな~」となるそうです。実際聞くと、説得力あります。

まあ、元々の性格が田舎暮らしに向いている人、どんな環境にも住めば都で順応できちゃう人だっているでしょうし、都会でなければできない仕事や趣味を持っている人もいるでしょう。人生の選択は、当たり前ですが人それぞれです。年齢によっても、考え方は変わりますしね。私も、「年取った時こそ、コンビニや病院がすぐそばにあって、移動も便利なところに住まないと不安」と考えていましたから。

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そんなわけで、タイトルのようにすっきり整理できないのですが、都会から田舎へという大きな環境変化を楽しめるかどうかは年の功がキーかもしれないというお話でした。

しかしながら、そうはいっても「え~これはあんまり予想していなかったなぁ」という田舎暮らしびっくり体験もいくつかありましたので、少しだけご紹介。


出前が届かない

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出前館をCMで見て、「たまにはピザでも頼みたいなぁ」と思い、検索してみましたが、ピザどころか何一つ出前してくれる店が見つからず。配達エリア内に入っていないんだとか。。。


家の中でも圏外になる

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大手キャリアのスマホですが、さすがに日常生活に支障が出ました。サービスエリア外に住む者へのヘルプデスクさんの対応もなかなか興味深かった(笑)。


バスは電話で呼ぶ

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一日に数本しかバスが走っていない地域があるという話はよく聞きますけど、電話で予約しないと来ないシステムとは。。。
ちなみに、小学生は学校が遠すぎて歩いて通えないので、路線バスがスクールバスとなっているそうです(登校時間だけは、呼ばなくてもバスが来る)。びっくり。

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落とし物をしたらほぼ見つからない

東京で、財布やPASMOの定期を落としたことがありますけど、その度に交番に届けてくれる人がいました。都会も捨てたもんじゃないと思っていましたが、田舎の場合は拾った人が届けてくれないとかそういう問題ではなく、草むらや誰も通りかからない場所に物を落としたら最後、見つかりません。

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そのうち、土に返るでしょう。。。


雨上がりはカエルが大発生

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夜、車を走らせていると、ライトに照らされて白く光るカエルがそこら中ピョンピョンはねています。よけようとして蛇行運転になると危ないので、道路は見ないことにしています(それも危ないだろ)。

ちなみにこちらでは、カエルより頻度は落ちますが、ヘビにも日常的に出会います。

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家の中のクモは歓迎される

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田舎の人は、クモは家の中にいる蛾だのハエだのゴキブリだのを捕食してくれる良い子なので、感謝してスルーします。

一方、先日、家の中でムカデに刺されました。こちらは益虫ではなく、害虫なので退治しました。


猫が逃げない

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都会の猫って言ったら、車が来たら一目散に逃げるイメージではないでしょうか? どこか怯えてひっそりと暮らしているような。でも、田舎猫はこっちをじっと見ますが、全く車をよけません。道路は自分達の昼寝スペースだと思っているみたいです。それだけ迫害されていないということかなと思います。癒される存在なので、こちらがよけさせていただいてます。

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他にもたくさんびっくりしたことがあるのですが、またの機会に。

最後になりますが、人間びっくりしてもけっこうすぐ慣れます。人間が慣れる動物でなかったら、生きていくのに疲れちゃいますもんね。それではまたお会いできたら幸いです。



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ネコとネズミと農家の秘密

田舎暮らしびっくり体験
09 /06 2017
こんにちは。福原です。

急~に秋めいてきましたね。柿畑の柿が早くも色付いています。

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甘柿には雌花しかない品種が多く、別品種との間で受粉させるようにしたほうが確実に実が付くということで、複数の品種を混ぜて植えています。

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日照時間が少なかったのに、けっこう甘くなっていて安心。まだ暑い日もあるので、凍らせてシャーベット状にして食べるのも楽しみです。

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さて、今回のテーマは、この夏私の身に起きた、田舎に来て一番辛かったことについて。。。

8月中頃より、身体中に赤いブツブツができ始めたんです。

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腕だけでなく、手の甲、お腹、太もも、すね。。。とそこら中に。しかも、蚊に刺された時の何倍もかゆい。我慢できずにかきむしってしまいます。

日々の虫に刺される頻度が都会より圧倒的に多いのにはもう慣れましたけど、にしてもここまであちこち刺されるもんかな? しかも、農作業中は長そで長ズボンで肌を守っているのに。毛虫や植物にかぶれるなら、触れたところが特にひどくなるはず。こんなにブツブツが広範囲っておかしくない?

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とりあえず、スースーして気持ちいいのでムヒ的なものを塗りたくりながら自分なりに推理を重ねた結果、たどり着いた結論は

これは汗疹(あせも)だ。。。

ネットで調べたところによると、あせもとは「汗を大量にかくことで、排出すべき汗が皮膚の下に溜まってしまい、炎症を起こしたり、水疱ができてしまったりする」 症状のこと。

なるほど〜と合点がいった私。真夏の農作業では、滝のような汗をかきます。特にハウス内の草刈りでは、目に汗が入って前がよく見えなくなることも。ほぼ熱帯です。

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作業に夢中になっていると、タオルでこまめに汗を拭きとるとか、すぐ着替えたり、シャワーを浴びたりってことが後回しになってしまいます。あせもは外仕事をする人の職業病かもしれません。

就農する前は空調完備のオフィスで働いていましたから、汗をかく機会はほとんどなかったんです。過去には身体をよく動かす職場にいたことがあり、プライベートではスポーツするのも好きなのですが、それでも汗をかきづらい体質なのか、単に新陳代謝が衰えているのか、人生で汗だくになった記憶というものがない。

そっかー、汗をかき慣れてない人が物凄く汗をかくと、汗の出口が驚いて処理しきれなくなるんだな、きっと。むしろこれは体質改善したという喜ばしい事態ではないか!?

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よしよし、涼しくなればあせもは落ち着くはずね、と信じていましたが。。。やっぱり、なーんかおかしい。曇っていてあまり汗をかかなかった日でも、ブツブツはどんどん増えてる!! かきむしった時に出た汁が他の皮膚に移ってるからか?? もう〜かゆくてイライラする!!

てなわけで、だんだん思考能力が低下していくのを感じた私は、皮膚科に行ってみることに。たぶん、あせもって言われると思うけどぉ。。。

皮膚科Drが、私の患部を見た瞬間 「あなた、農家でしょ?

私「あ、はい(なんで分かったんだ!?)

Dr「仕事場に、納屋とか蔵があるでしょ?

私「はい。農具倉庫みたいのはいくつもあります

Dr「そこに、ネズミいるでしょ?

私「そうですね。たくさん住んでると思います

Dr「猫、飼ってる?」 ここで、初めて答えがNOの質問が。

私「いえ、ノラ猫はよく見かけますけど、飼ってはいないです

Dr「その赤いブツブツ。イエダニですよ

?? イ・エ・ダ・ニ!!


えーえー、ダニ?、私ダニに刺されまくってたの? うそ〜。そんなはずは。。。だって、私は元潔癖症(どうやって克服したのかはこちら)なだけあって、掃除は億劫がらずにやってます。寝具もこまめに洗濯してます。布団も干してます。バルサンも焚いてます。なのになのに、どぼじてなんでずか~(涙)!?

野ネズミ

(こちらは、山にいる野ネズミ。今回の犯人ではありません)

イエダニは、イエネズミに寄生しているそうです。イエネズミの住処には、イエダニも必ずいる。さらに、ネズミを捕まえて食べるネコが人間の暮らす場所に出入りしていれば、間違いなく人間の住居にもイエダニが入り込むというわけ(イエダニの体長は1ミリ以下。肉眼で確認するのは難しいため、ダニの写真はありません。あしからず)。

私は、ネコは飼っていませんが、ネズミの出入りする倉庫での仕事でイエダニかイエダニの卵を作業服や持ち物にくっつけて自宅に帰ってしまったと思われます。確かに、何度か農園内でネズミの巣や糞を見たことがあります。

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しかも、不運が重なったのが、田舎に来たばかりで電灯に寄ってくる虫の数に恐れおののいた私は、虫が入ってこないように窓を締め切ってしまっていたこと。今考えれば、換気が足りないとダニの餌であるカビが生えやすくなるのは必然でした。

そもそも、今夏はかつてないほどに雨の日が多かった。。。ジメジメしていたので、高温多湿というダニが繁殖しやすい条件があっさり整ってしまっていたのでした。。。

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言い方を変えれば、多少不衛生にしていても、たとえ換気ができていなくても、ネズミの存在さえなければイエダニの被害に遭うことはほとんどないということなんです。だから都会では、決して綺麗好きとは言えない人でも「ダニに刺されてかゆい」とか騒いでいないわけです(※これはあくまでもイエダニのお話。他の種類のダニはどこのおうちにもいて、アレルゲンになる場合があります)。

農家の仕事場には、ネズミは付き物。完全に排除するのは難しいです。とりあえず、私が特別不潔な暮らしをしているわけではないということを、声を大にして言いたい!!

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ちなみに、「夫はなぜダニに刺されてないのでしょう?」 とDrに聞いてみると、「男性は皮膚が厚いのよね 」。な〜に〜?! そんな不公平な。ダニが「こいつは硬くて美味しくなさそうだから、あっちの肌にしよ〜」と私のほうに集中してるってことではないかぁ!! しかしながら、家族の中でダニに刺されたことがあるのは私だけ。生粋の農民は抵抗力が常人の2千倍くらいあるようです。心から羨ましいです。

恨み言を言ってても仕方ないので、とにかくDrに言われた対処法をとることに。50~70度で2時間ほど熱を加えればダニは死滅するとのこと。早速、布団乾燥機を購入。寝具を乾燥しまくる。洋服も乾燥しまくる。ダニが死んでも死骸や卵は残っているので、洗濯機で洗い流す。タンスや衣装ケースもアルコール消毒。

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今回の件で、ネズミとダニ、恐るべし。。。と思ったのですが、もう一つショックなことが。

私は無類のネコ好き。小さい頃からネコを飼っていましたし、道端でも旅先でもネコがいれば寄っていき、ナデナデしたり、抱っこしたりしてしまいます。でも、田舎のネコは野生に近いので、ネズミをとって食べている可能性が高い。ちゅーことは、ネコに触れるのは自分からダニをもらい行くようなものです。今後は、その辺のネコちゃんとは戯れることができない。それがとっても淋しいのです。

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(淋しいので、せめてネコの写真をいっぱいUPしよう!)

そんなわけで、まだダニに刺されたブツブツは完治していませんし、自宅でのダニ撲滅運動は継続中です。毎日が疑心暗鬼で、もう半分ノイローゼこの布団には寝て大丈夫か? ソファは、玄関マットはどうだ? 前にこのパジャマを着た時はけっこう刺された気がするぞ、このタタミは汚染されているに違いない。。。てな具合なのです。

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皆さんはこのダニ恐怖体験に怯えなくてもいいように、ネズミが出入りしている場所には人を刺すダニがいる、でも家の中の適温適湿を維持すれば増殖は避けられる、外ネコとの付き合い方はほどほどに など、今一度確認していただけたら幸いです。

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タイトルからブツブツの正体が何なのか分からないように、本文でもだいぶ引っ張りすぎましたが、今回も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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ご当地映画で地元を知りたい

田舎暮らしびっくり体験
08 /31 2017
こんにちは。福原です。

ジンジャーリリーが満開です。

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なんだか両手を挙げて迫ってくるように見える、元気いっぱいの花です。

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お母さんの畑に花ニラが伸びていました。ニラの蕾とその下の茎の部分を花ニラと呼ぶそうです。どんな作物でも花は咲くとは言え、就農し立ての私にとって、花を見たことない野菜ってまだまだ多いものです。

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お浸しにしてみると、ニラ独特の風味に加え、ほんのりと蕾の甘さを感じることができます。実は、この時期しか食すことのできない高級食材とのこと。農家の暮らしでは、都会でせわしない暮らしをしていたら絶対に知ることのなかった食べ物に出会うものです。


さて、突然ですが、皆さんは新しい土地に移り住んで、その土地についてよく知りたいと思った時どうしますか?

自転車に乗って探検するのはいいですね。お寺や神社、博物館や郷土資料館などを巡るのは歴史を紐解く感覚で楽しいものです。図書館に行って、里歩きガイドや民話を借りて読んでみるのもいいですね。地元でできたお友達に、近隣の文化やオススメスポットを教わるという人もいるかもしれません。

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私も、南房総に移り住んで早半年。近所をお散歩したり、通った道を確認しながら地図を眺めたりするのが好きです。地元の食材を美味しく提供してくれる食事処に連れていってもらうのも、その土地になじんでいくようで嬉しいことです。

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しかしながら、この土地をもっと深く知るために触れておくべき?、大事な作品があるのを忘れてました。

八犬伝

江戸時代に滝沢馬琴が記した大衆向け超人気・長編小説 『南総里見八犬伝』です。かつての戦国時代に、安房地域を治めていた大名である里見氏を中心に繰り広げられる物語。と言っても、これはあくまでも南房総を舞台にしたフィクションなんですけどね。

馬琴が28年もかけて完成させた冒険巨編を一から読破するのは大変。そこで耳にしたのが、原作を踏まえながらも、さらにエンターテインメント性を高めてアレンジした映画があるとのこと。それがあの角川作品『里見八犬伝』なのです。主演は、「ちゃんりんしゃん」で一世を風靡?した薬師丸ひろ子さん。

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フィクションだろうが、何だろうが、南房総に実在した里見氏をモチーフにした物語なんですから、この地の歴史を学ぶための入り口となれば、最高じゃないか! ということで、早速AmazonでDVDをお買い上げしたのでした。

ある日の夕飯を食べながら鑑賞。古い映画だからとあまり期待せずに観始めたのですが。。。食事を箸で口に運ぶ手が止まるほどのスペクタクル!!思っていた以上に面白すぎました。

馬琴の南総里見八犬伝の100年後という設定で、まだ戦国時代のはずなのに、要所で流れるのが洋楽!アクションシーンには、大ムカデや大蛇が飛ぶ飛ぶ。え?なんで急にそうなるの?というシーンの連続。魔法か、超能力か??違和感だらけで笑いが止まらないのです。

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いえ、決して馬鹿にしているわけではありません。だって、今から34年前に製作された特撮映画です。現代のようなCGがあるわけではないのに、2時間以上ある本編の間ずっと飽きさせないのは凄いです。それもそのはず、これはあの深作欣二監督の作品でした。アドベンチャーあり。ヒューマンドラマあり。お色気あり。のちのハリウッド作品などにも影響を与えたのでは?と思うような下りもいくつかありました。

一言で説明すれば、薬師丸ひろ子さん演じるやんちゃなお姫様(里見家唯一の生き残り)が、お姫様を助けるよう運命づけられた八犬士(なんで犬っていう字が入るのかは、理由があります)の協力を得て、妖怪の親玉を倒すことで一族の仇を討つというお話。伏線のストーリーも色々あって、それぞれのキャラクターの生き様に感情移入できるようになっています。

八犬伝 漫画
(このようなかっこいいイラスト付きの児童書も出ています。映画はちゃっちいわ〜 と思われる方は、書籍でお気に入りを探してみるのもいいですね)

それにしても、若き日の薬師丸ひろ子さんと相手役の真田広之さんのタダ者ではない存在感。薬師丸さんの目ヂカラは、他の女優さんには真似できない。惹き込まれます。真田さんの、あの若さですでに鍛え抜かれた肉体も、さすがなのです。ずーっと見ていたくなりました。

それ以外の登場人物にも、のちの名俳優、名女優になった方々が勢ぞろい。やはり才能のある人は、数十年前から輝きを放っているのでした。それをチェックするだけでも面白い!(特典で、人物相関図まであります)

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結局、映画の中で、「館山(城)」という地名が出てきたのは、2、3回??でしたが、そしてロケ地も別に房総ではなさそうなのですが。。。地元を舞台にした映画があるっていうだけでもワクワクするじゃないですか!(だんだん言うことがいいかげんになってるな。。。)

自分の住む街のご当地作品に触れることを通して、もっと地元を好きになるというのもなかなかなものだと思うのですが、いかがでしょうか。それではまたの日に。



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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。