成果は雑草が教えてくれる

転職先としての農家を考える
05 /31 2017
こんにちは。福原です。

早いもので、明日から6月ですね。

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当農園のツバメ兄弟達がようやく巣立ちを迎えました。まだ独立には不安があるようで、仲良く並んで行動しているところがかわいらしい。

山には、ホタルブクロが咲いていました。

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花の中をのぞくと、こんな感じ。控えめの美学を感じます。

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昔の子どもたちは、この中に蛍を入れて、提灯と言って遊んでいたそうです。風流ですな。

お義父さんが育てた新じゃがが豊作です。

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私は、一秒もじゃがいもの面倒をみていないのですが。。。ちゃっかり収穫だけお手伝いし、自分がお世話になった人に送らせてもらいました。世の中、じゃがいもが嫌いな人っていない気がします。

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また、障害者の方の施設のお祭りで役立ててもらおうと寄付したり、地元の小学生を収穫体験に招いたりもしています。

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今はびわの仕事における農繁期ではあるのですが、とりあえず一大イベントであった袋かけが終了し、あとは実が大きくなってくれるだけ、と勝手にぼやぼやしていた私。

ところが、収穫までのひと月の間に行わなければならないことは意外と多く。。。

そのひとつが、この時期どこの農家でも追われている草刈りです。びわの木が、雑草の中でおぼれています。

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びわの木の周りに雑草が茂ると、色々な意味で不都合があります。

害虫・害獣が入りやすくなるわ、びわの木に肥料も与えづらくなるわ。

何より、収穫する際に、収穫する人(もぎ手と言います)が動きづらくなってしまいます。収穫が始まる前に、早くすっきりさせなくちゃ。

日当たりが良いびわ山は、この通り草ボーボー

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雑草が凄すぎて、びわの木までたどりつけないことさえあります。。。奥がびわの木です。

ただの雑草の海かと思ってたら、刈ってみると

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肥料の袋が支柱で立っていました。中には、びわの苗木があります。

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大きく育つ前に、野うさぎにかじられてしまうのを防ぐため、こうして守っています。。。て、もう少しで人間が踏んづけちゃうとこでしたけどね。


それにしても、この草達を一掃するなんてできるのかと思ってしまいます。だって、びわ山の敷地って半端ない広さです。

手始めに、上司(である夫)が刈り払い機の使い方を、平らなハウスの周りで練習させてくれました。

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なかなか簡単にはいきません。地面すれすれの高さで刃が草を切るように動かさないと、土が見えない状態で終了してしまいます。加減が難しい。

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手や腕の力でコントロールしようとすると、非力?な私はあっという間に疲れて果ててしまいますので、できるだけ腰から場所移動するように意識して行います。

こまめに休憩を入れながら続けると、まあ何とか最低限は扱えるように。

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全てのびわ山を刈り払い機で草刈りしているわけではなく、平らな場所は「ハンマーナイフモア」というマシンを使用します。

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通った場所は、マシンの幅で草がなくなります。

マシンが入りづらい場所は、刈り払い機。刈り払い機でも刈れない場所は、鎌で刈ります。鎌ではらちが明かない手強い草には、鋸を使うこともあります。

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左が鋸(のこぎり)鎌。かなりの切れ味です。刈り払い機にしても、鎌にしても、一瞬の油断からスパッと足や手指を切ってしまう人も少なくないようですので、気を緩めないようにしないといけません。

炎天下の草刈りは、汗びっしょり。中腰の姿勢が続くと、腰も痛くなります。

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カラフルな毛虫に出会ったり、アワフキ虫が出した泡がジャージに付いたり、棘のある草が軍手を貫通したり。。。けっこう大変なこともありますが

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草刈りの良いところは、進捗や成果が目に見える点だと思います。刈ったところとまだのところが歴然。

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前職までの福祉の仕事は、自分が関わったクライエントや利用者が、自分がサポートしたおかげで、悩みから解放されて楽になったとか、社会参加が実現して自信がついたとか、健康状態が回復したとか。。。そういうことは言い切れるものではありませんでした。何しろ、それを証明する術がない。

例えば、問題行動が止まらなかったお子さまが、周囲の大人の指示を素直に聞けるおりこうさんになりました。これって、誰のおかげ? 先生との相性が良かったのか、本人がもの凄く頑張ったのか、たまたまそういう時期だったのか。。。

僕はあの時の職員さんの一言で救われたよ」と言ってくれたとしても、それは5年後、10年後です。自分の関わった人が今、とても幸せに暮らしていると知って、まあ自分も一ミリくらいはお役に立てたかなと思えることがたまにあるかなぁ~くらいの商売でした。

結果が視覚や数字では表れない仕事で、やりがいを持ち続けることはなかなかしんどいことだし、社会的に専門性や必要性を認めてもらったり、あるいは、これだけの結果を出しているんだから予算を増やしてくれなどと要求したりも厳しい。

それと比較すれば、農家の仕事の成果はパッと見て分かりやすいことが多いように思います。今日はここまでやったぞとか、半分終えるのに○時間かかったぞとか。下の写真は、ひとつも見えていなかった「苗木お守り袋」が見える化したところ。

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脳のタイプ的には、自分はどちらが向いているのかいまだに分からないけれど

自分は、やったことの成果がすぐに見えなくても腐らないほうかな? それとも、どこまで進んだか視覚的に確認できたほうが飽きずに取り組めるほうかな? というような自己分析は、職業選択の際に意外と大事だよねと今思っています。

とりあえず、草刈りが嫌いじゃない人間で良かったなぁ。


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カラス戦記

びわってこんな風に育ててるんだ
05 /27 2017
こんにちは。福原です。

5月ももうすぐ終わり。暑い日が続いていますね。

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収穫前のびわ山に行ってみると、だいぶびわの実が大きくなっていました。

はちきれんばかりに、袋の中から袋を押して成長しているようです。

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色もびわらしい橙色に色づいているものも出てきました。早く丸々とした瑞々しいびわを食べたいですね!

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。。。てか、その前に、こんなに袋が破けちゃって中が見えていていいのか?、私の袋のかけ方が悪かったのかも。。。と心配になってきました。

でも、何万個もある実のうち数パーセントは、何かの拍子に袋からはみ出てしまうことや、落果してしまうことはどうしても避けられないのだそうです。

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よく見ると、明らかに私が袋をかけ忘れた枝もありますが。。。

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一つの枝に一個だけ実を残して、ちゃんと袋をかけておけば、もっと大きな実にできたかもしれないのに。。。私のバカバカってな気分。反省します。

中には、すでに鳥に食べられている実もあります。鳥から見てもおいしそうなんでしょうね。

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自分でもためしに食べてみましたが、まだ酸味が強くて、甘みが足りないかなぁ。熟すにはもうちょっと時間がかかりそうです。


さて、今日のお仕事。上司(である夫)に、をのこぎりで切って運ぶように言われました。

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ん? 流しそうめん大会の準備かしら?

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軽トラに乗せて、運びます。

びわ山の真ん中で、なんか組み立ててます。

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竹竿の先には。。。

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ひょえ~

見てはいけないものを見ちゃいました! カラスのはく製です。

ホームセンターで売っているような、鳥よけの作りものではなく、本物の生きていたカラスのはく製なんです。

カラスは賢い動物なので、お仲間が吊るされていると、「ここは危険な場所だ」と認識し、寄ってこなくなるそうです。

数年前に、カラスの害でびわの収量が大幅に減ってしまった時、別の農家さんから「効果があるから使ってみて」と譲り受けたとか。

読者への配慮から、あまり近くで撮った写真は載せられませんけど

目玉や内臓など腐敗する部分は取り除いて加工してあるので、臭いや不衛生な感じはありません。

それにしたって

私はかつてこの山で、おせんべいを出しっぱなしにして作業を始めてしまい、見事にカラスに持っていかれたことがあり、確かに「カラスの奴め」とは思いましたが。。。

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袋ごと全部持っていくならまだしも、外袋は落ちていて、「中身のおせんべいだけ持っていくとは。ゴミは私が片付けるんかい」と、確かに怒ってはいましたが。。。

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ここまでしなくても。。。

要は見せしめ作戦。どこか中世ヨーロッパの香りがします。農家って、時には残酷なやり方もとらざるをえない商売なのかもしれないと感じます。

しかし、一年がかりで丹精込めて作った作物を、カラスによって一瞬で壊滅させられてしまったとしたら、次はなんとしても撃退しなくてはという気持ちになるのも分かります。

そういうわけで、カラスとびわ農家の戦いは続くのでした。次は、どんな害獣との戦いが待っているのか? またお付き合いくださいね。

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アブラムシ戦記

びわってこんな風に育ててるんだ
05 /25 2017
こんにちは。福原です。

元牛舎として使っていた建物にツバメの巣があります。入っていた卵が、いつのまにか大きなヒナ達になっていました。兄弟5人、巣からはみ出しちゃってます。

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耳毛?がフワフワなので、リロアンドスティッチのスティッチに似ています。黒目もそっくり。あれはエイリアンですけどね。

自然界って不思議で、あ、これ、あのキャラクターに似てる!と思うことが結構あるんです。

マムシ草の実は、妖怪人間ベラって呼んでいます。ホントは別に似てないんですが、一度そう見えてしまうと、もう見るたびに連想してしまいます。緑色の皮膚?でも、どこか女性っぽいフォルム。

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鳥のさえずりも、人間の会話に聞こえてしまうことがあります。何かメンタルが深刻な状態だと思われると困るので、この辺にしておきますね。


さて、今月初旬から始まった私の親指腱鞘炎。多くの方から「大丈夫?」とご心配の声をいただきました。アラフォーで慣れない体力勝負の仕事に転身した無鉄砲な私を、「苦労してるだろうけど、頑張れ」と心からの励ましをくれる方が大勢いることに感激。ブログを書いているとたくさんの人とつながっている気がします。

しかしながら、手の痛み。実は治っていないの。。。農作業を控えめにしているにもかかわらず、痛みがなかなか引かないので、私の脳裏にはある思いが。

もしや、これは疲労骨折??

いや、きっとそうに決まっている。筋肉の痛みじゃなくて、骨にひびが入っている痛みだったんだ。重いものも持たないようにしているし、親指にはできるだけ力を入れないようにしているのに、おかしいと思ってたんだよ。でも、自分から農家に嫁いでおきながら、あれはできない、これはできないなんて言ってられないし。このままでは、これから訪れる最も忙しい6月のびわの収穫期に完全な役立たず。。。どうしよう~

マイナス思考はエスカレートする一方。ついに、不安がMAXとなったある日、房州一の病院と評判の亀田メディカルセンターを受診したのでした。

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約1時間、山をいくつか越えながら車を走らせました。

海です! 波です!亀田は、あの鴨シーの目と鼻の先にあります。気分はすっかり観光気分。

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ちょっと、待て待て待て。レントゲン撮ってもらいに来たんだった。つい。。。

予約なしで人気病院にかかったもんだから、2時間待ち。ようやく呼ばれた診察室で、お若い整形外科Drに、これは疲労骨折に違いないとまくし立て、レントゲンを8枚も撮ってもらいました。

ついに結果発表~。Drがおっしゃることには

全く骨に異常ありませんね。使いすぎたことで筋肉に炎症が起きているだけみたいです。

え、勇気を出して、対向車とすれ違えないほど狭い、知らない峠の道を心細い思いでやっとこさ運転して来たんですけど。ただの炎症ですか。

レントゲン写真をここに掲載できないのが残念なほど、私の骨、きれいでした。。。

鎮痛消炎剤をたんまりもらって、帰ってきましたよ。

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PSWとして病院で働いていたことがあり、病院にケチをつけることが多い人間なのですが(嫌な奴だな!)、亀田は先生がよく話を聴いてくれ、スタッフの説明も親切で分かりやすい。院内設備も申し分ない。素晴らしい病院でした。ありがとう、亀田

頑丈だけが取り柄なのですが、農家の身体になるのはそんなに簡単なことではないのか。情けないですが、焦ってはいけないですねぇ。自分の限界を知った上で行動しなきゃならんお年頃です。


というわけで、このブログ、毎度本題に入るまで時間がかかりすぎなので、そろそろ入ります。

引き続き、手を酷使しがちな作業は外してもらい、本日のお仕事はアブラムシの退治です。

当農園でも、ハウスびわを準備中。びわの苗木をハウス内で育てており、来年あたりには実が収穫できるようにと考えています。

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ハウスびわが実現すると、露地のびわと時期をずらして収穫、発送することができます。ハウスの中は、寒さも木登りの怖さもなく、快適です。

ところが、気付いたらアブラムシが大量発生。

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このままにしておくと、アブラムシの排せつ物に寄って来る虫や菌のせいで、木の生育に重大な被害が出てしまいます。

アブラムシと言えば、昔よく見たカダンのCM(知らないかな~)のイメージ。

カダンのような薬剤で駆除するのかなと思いきや、そこは農薬不使用と謳っているびわ農家。そう簡単に農薬を使うわけにはいきません。

というわけで登場するのが、房州牛乳

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霧吹きに入れて、アブラムシがいる葉っぱにスプレーします。すると、牛乳が乾燥する時に収縮する性質により、アブラムシが呼吸できなくなって死滅するというわけ。窒息死ですな。

恐ろしい~。無駄な殺生はしない方針で今まで生きてきたので、なかなか抵抗があるミッションです。でも、やるしかありません。葉を一枚一枚めくりながら、丁寧にスプレーしていきます。確かに、これなら手に力を入れなくてもできるわ。

スプレー後。

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分かりづらいですが、まだお元気なご様子。乾燥した頃にアブラムシを水で流しに来よう。

そして、数日後。

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フツウに生・き・と・るじゃないか~~。

牛乳の濃度がいけなかったのか? 乾燥までの時間がかかり過ぎたのか? 次の一手を考えないといけないです。残念。

かくして、アブラムシとびわ農家の戦いは続くのでした。アブラムシ他の害虫、害獣との戦記もお楽しみに!


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旬の味覚を見くびることなかれ

農家の生活あるある
05 /20 2017
*『写真でほっこりクイズ⑦~タケノコニョッキの後の姿は~』の答えは、この記事の一番下です。*

こんにちは。福原です。

先日、遅ればせながら、①母の日と②父の日と③びわの袋かけが終了した打ち上げ  を兼ねて、家族そろって地元で人気のフレンチレストランに行ってきました。

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なぜ、「父の日」を兼ねているかと言うと、6月の「父の日」の頃は、びわ農家は収穫真っ只中。お義父さんに感謝している暇などないからです。

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普段、農家は外食ってあまりしないのですが、たまにお店に行くと「この野菜は、こんなふうに調理するのもアリか~」なんてアイデアをもらえます。

今の時期の我が家の食卓。一日3回、旬のソラマメが出てきます。塩茹で、焼きソラマメは当たり前。ソラマメのペペロンチーノ。

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ソラマメ焼きカレー。

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チャーシューと炒めて、おつまみに。。。

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何しろ料理経験が貧困な私。。。同じ食材でも飽きないように、創意工夫が日課になりました。

(今回は、お料理の写真が続きます。なぜなら、お料理の写真を載せると、コメントが増えることが分かったから!)


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ソラマメって、正直房総に来るまで居酒屋でしか食べたことなかったですし、そんなに美味しいかなぁと思っていましたが

本当に旬のものを食すと、過去に失ってきた美味しいものを食べるチャンスを悔いる気分になりますね。

タケノコやフキなどの山菜も同様。美味さを知ってはっとしました。

竹の子の収穫

下処理が面倒というイメージがありましたが、本当に採れたての食材は、えぐみやくさみがほとんどないので、意外と手軽に調理できるなんてもっと早く教えて欲しかった。。。

タケノコは、一度も湯がかずにみそ汁や天ぷらにしてもいいくらい。シャキシャキ感がたまらない。

竹の子のてんぷら

ソラマメはそろそろ終わりですが、さやえんどう、淡竹(はちく)も今が美味しい季節。新じゃが、新玉ねぎも堪能中。

旬のもの同士を組み合わせたら、けっこう美味しいという発見も楽しみ。さやえんどうと淡竹の炒め物。

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新玉ねぎとソラマメのツナマヨチーズ焼き。

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ついこの間まで、淡竹って名前さえ全然聞いたことなかったのですが、上記のよく知るタケノコよりも細く、出てくる時期も遅いです。

淡竹

灰汁(あく)が気にならないので、米ぬかを入れずに短時間で茹で上がります。

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淡竹の磯部揚げ。何でもとりあえず迷ったら、油で揚げときゃ間違いない!

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転職前は、夜遅くまでやっているスーパーに立ち寄り、安くなっている野菜を適当に買い物していた日々。今は何が旬なのか関心を持ったこともなく旬って言っても気分だけでそんなに味は変わらんでしょう?とさえ思っていました。わびしい食生活でしたね。

そもそも食材が店頭に並ぶまでに、収穫してからすでに何日も経過しているという問題もあります。新鮮とは言えない。


そうそう、当農園で育てている作物の98%くらいはびわなのですが、実は柑橘類も何種か栽培しており、特に甘夏の木がたくさんあります。

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今年はあまり出来が良くないようなのですが、黄色い実がたくさんぶら下がっている光景は、どうしてですかね。幸せな気持ちになります。

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竹林と甘夏のコラボも渋くて、好きです。

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大きな実を選んで高枝切りバサミで収穫し、発送しています。

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10キロ単位で箱に詰めますので、ジャムを作るなど大量に甘夏が必要な方からのご注文が多いです。

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時間がある時に、甘夏ピールを作ってみました。何度か失敗して、ようやく完成。

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酸っぱい果肉と、ほろ苦いピールをヨーグルトで中和させていただく。これぞ大人のスイーツ

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旬の味覚を大切にすることは、家族の笑顔や会話を引き出し、生活を楽しむための要素の一つです。

つまりは、旬の味覚を見くびっていたのは、まぁ私なんですけど。。。

これからはその時期にあるものを使って食を楽しんでいきたいです。育ててくれた人、育ててくれた土地や気候に感謝しながら。

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『写真でほっこりクイズ⑦~タケノコニョッキの後の姿は~』の答えは

一番左の竹が、つい最近までタケノコだった、ほやほやの青竹でした。

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細いのが若い竹というわけではないんですね。また、節の色は、年月とともにだんだん黒っぽくなっていくようです。

次回のほっこりクイズもお楽しみに。


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写真でほっこりクイズ⑦~タケノコニョッキの後の姿は~

ちょっと一呼吸のコーナー
05 /18 2017
こんにちは。福原です。

今日のクイズのテーマは、「竹(正式には孟宗竹という種類の竹)」です。

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竹林では、旬は終わったとはいえ、まだまだタケノコが出まくっており(この写真の中にも、うじゃうじゃ生えていますね)

もうタケノコじゃなくなってます。竹の小学生くらいかな。。。

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驚異的な成長の速さ。昨日までなかった竹が、ある日そびえていると、二度見しちゃいます。

では、ここで問題。次の写真の手前にある3本の竹のうち、一番若い竹はどれでしょう? ヒントは、竹の色や節の色です。

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答えは、次回のブログで!


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観光地ラプソディ(狂詩曲)

田舎暮らしびっくり体験
05 /17 2017
*『写真でほっこりクイズ⑥~この子の天敵は~』の答えは、この記事の一番下です。*

こんにちは。福原です。

なんだかスッキリしないお天気が続いていますね。皆さんは、5月病になっていませんか? なりかけてるって人は、自然の中に身を置くのが一番です。そうしたらきっと、ほとんどのことはちっぽけに感じますって!

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農地にさくらんぼがなっていました。

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さくらんぼがなる木は、桜は桜でも、お花見の桜とは種類が全く違うそうです。食べてみると、心がほころぶような甘酸っぱい味でした。


さて、南房総の富浦地域では、ハウスのびわ狩りの季節到来です。

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今年は、露地栽培(屋根のないお外で作ってるということ)のびわも、長かった冬の影響で収穫時期が遅れそうですが

ハウスびわも、ハウス内で温度管理をしているものの、やはり外気の気温の影響は受けます。例年より1週間から10日くらいは熟すのが遅れているとのこと。

GWはとっくに終わりましたが、ここ数日になってようやく観光バスがやって来て、びわ狩りを楽しもうという集団のお客さんの姿を見かけるようになっています。

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福原農園の近所にもハウスびわ屋さんがたくさんあり、道端ののぼりから活気を感じとることができます。

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露地びわの旬は長くても、一年のうちのほんの2週間程度。その時期とずらして長くびわを楽しむために開発されてきたハウスびわの収穫時期と合わせても、一年のうちたったひと月程度しかびわは食べられない。

ということはつまり、一年の大半は閑散期、この辺りは人口密度が低〜い状態が続くのです!

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当農園から歩いて3分のところに道の駅おおつの里 花倶楽部がありますが、道の駅にもかかわらず普段は人っ子一人いない。。。

それがこの時期、にわかに人が増え始めると、なんだか観光地に住んでいる気分です(増えたと言ってもこの程度↓)。

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旅行好きの私。かつて国内を旅して回っていた頃、メジャーな観光地のど真ん中にあるおうちやそこに住む人を見て

観光地に住んでると苦労が多いだろうなぁ。観光客を迷惑に思っているだろうなぁ

とちょっとばかし不憫に思っていました。

マナーを無視した写真撮影、ゴミのポイ捨てなどをする観光客はたくさんいますし

道路や交通機関は混雑するし、観光客が近所をうろうろしていたら、なんだか休みの日でものんびりできないのではと想像してしまいます。

しかし、今、超マイナー観光地に住み始めて思うのは

こんなところまで遊びに来てくれて、ありがとう

という気持ちです。

だって、知る人ぞ知る特産品や名所って、来てくれる人がいなくなったら廃れてしまいますもの。

私は、千葉県内に実家があり、20年くらいは一応県北に住んでいたのですが。。。

売り場のびわ

正直に申しますと、千葉県でスイカと落花生が有名なことは知っていても、房総がびわの産地だということは知りませんでした。

おそらく本格的に農家に転職しようと考えなければ、房総びわが贈答品として喜ばれていること、それぐらい大きくて美味しいびわにするために伝統の技術が活かされていることなども知らずに終わったと思います。

ハウスのびわ(大房)

でも、びわが地味だけど実は旬の短い高級フルーツであることをちゃーんとキャッチしてくれているお客さん、そしてびわを楽しみにわざわざ足を運んでくれるお客さんがいる、という事実を大事にしたいという気持ちにもなってくるわけです。

そういう人を少しでも増やすために、このブログを書いていると言っても過言ではありません!!


と、ここからは余談。。。

何を隠そう、福原農園はハイキングコースの中にあります。

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これは、道の駅にある看板。

滝沢馬琴の小説南総里見八犬伝(これ、フィクションですけどね)で少し聞き覚えのある里見氏のお城跡を目指す、歴史ロマンティックウォーキングコースに従って歩いて行くと、あまりにも自然に当農園の玄関やびわ山を通ります。地元の人の日常生活圏が、観光スポットの一部と化しているわけです。

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ははは。ハイキングコースに住まいも職場もあるとかいう人いるんだねぇ。大変だ、そりゃ。

ってここにいるんです!

たまに、びわ山で脚立や木に(必死な形相で)登って作業していると

あの~、城山(しろやま)の山頂まであと何分くらいですか?

と突然葉っぱの向こうからハイカーに質問され、驚いて下に落ちそうになることがあります。

はい、もうすぐですよ。山道が急なのでお気を付けて。

親切な地元民として明るく答えますが、よその人が急に目の前に現れるとけっこうびっくりしちゃうもんです。

まぁ、言うても、そういうことは週1回か2回くらいですけど。。。超マイナーなハイキングコースなんで。

道案内をしておきながら、実はまだ自分もこの城山(標高183メートル)を制覇していない。。。地元民として一度は行っておかねばと思い、先日登ってみました!

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仕事場のびわ山を出発し、あまり整備されていないハイキングロードを進むこと約10分。お散歩感覚で、鬱蒼とした林の中を抜けると

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低名山。。。とりあえず頂上に到着。眺めはこんな感じです。。。

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さらに、頂上から続く、知らないと見逃してしまいそうな脇道を少し下ってみると。。。

南房総市の指定文化財にもなっているホルトの木(戦国時代あたりにポルトガルから入ってきた樹齢300年の木です)が、とても静かに存在しています。もうここは宮崎駿の世界。幻想的です。

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栄枯盛衰を繰り返す人間たちの歴史をずっとそこで見守ってきたであろう木を見上げれば、観光地だの、パワースポットだのと騒いでいるのがお恥ずかしくなってきますが

メジャーな観光スポットに飽きたら、あるいは、日常生活に疲れてしまったら

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ぜひおいでくださいね。お待ちしています。

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『写真でほっこりクイズ⑥~この子の天敵は~』の答え。

野ねずみを捕食しないのは、①野うさぎ④ガマガエルでした。

世界各地に、カエルがねずみを飲み込んだという記録がいくつかあるようですが。。。普通は、食物連鎖の上位にある動物を食べることはないですよね。

それでは、次回のほっこりクイズもお楽しみに。


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写真でほっこりクイズ⑥~この子の天敵は~

ちょっと一呼吸のコーナー
05 /13 2017
こんにちは。福原です。

ビニールハウスの近くで、野ねずみを捕獲しました。

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野ねずみは、虫やミミズなどを食べます。では逆に、以下の動物の中で野ねずみを捕食しない動物はどれでしょう?(答えはひとつとは限りません)

①野うさぎ
庭に来た野兎


②マムシ
マムシ


③チョウゲンボウ(猛禽類の一種)
チョウゲンボウか?


④ガマカエル
梅雨時のガマガエル


答えは、次回のブログでお伝えします。


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ゆる過ぎず、締めつけ過ぎないチーム感

転職先としての農家を考える
05 /12 2017
こんにちは。福原です。

突然ですが、これ何だか分かりますか?

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ソテツの花と実です。

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このソテツ、当農園の入口にでんと構えています。最初見た時、あまりのインパクトに驚愕してしまいました。素材感も変わっていて、フェルトで作ったみたいに見えます。

写真でほっこりクイズ』のネタにしようかと思いましたが、あんまりほっこりしない人が多いんではないかと思い、やめました。美しいと思うかどうかは主観でしょうが、とにかく生命の神秘を感じる植物です。



ところで、本題の前にまたまた手前味噌なのですが。。。

このブログが人気ブログランキングの「働くヒト」部門でめでたく16位になりました!過去最高です。

20位以内だと、スマホでランキングを閲覧した際にもトップページに出てくるので、より多くの人の目に触れます。ありがたいことです。

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誰かに特別役立つ情報を提供しているわけでもなく、「びわ農家」というめちゃめちゃマニアックな世界をテーマにしていて、これだけ読んでいただけているのは、やっぱり身内の協力のおかげ。。。

いえいえ、びわをご注文くださるお客様もわざわざ目を通してくださっていると聞きますし、(中年になってからの)就農に関心の高い人が世の中けっこういるのかもしれません。今後も、びわ農家の魅力と苦労、そして生き様?について検証を続けていきます。

とにもかくにも、いつもランキングボタンを押してくださっている皆さんおひとりおひとりに、心から感謝です。



さて、当農園ではついに、ついに、一年でもっとも手間暇かかると言われるびわの袋かけが終了しました。

何万という単位で袋がかかったびわ山は、ひとつひとつの実を人が手掛けたんだと思うと圧巻です。

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約2か月間の袋かけシーズンのうち、最後のほう私は親指腱鞘炎で戦線離脱しましたが。。。それでもひとつのことにこんなに夢中になったのは久しぶりで、僭越ながら達成感を味わっています。

毎日、山に登った日々を改めて振り返ってみると、いつだって心は弾んでいました。

自然と対話する時間が貴重だとか、山で食べるおやつやお弁当が美味しいとか、心弾む理由は色々ありますが

そもそもずっと前から、私にとって農家のお仕事のスタイルは、憧れ

何と言ってもひとり職場。人に気を遣うことなく、自分のペースで自由に動けるイメージ。

広い畑や山の片隅で

独り言をつぶやきながら仕事したって

サビしか知らない曲をそこだけエンドレスでしつこく鼻歌したって

好きなだけおならをしたって


誰にも文句を言われません。

こんな職場、初めて!!

イノシシ除けのネット設置


何しろ、かつて勤めていた福祉や医療系の職場ときたら、口を開けばチーム。チーム。チーム。

夜勤や早番などの複雑なシフトで、利用者の生活の質、サービスの質を保証しなければならない業務の性質上、スタッフ同士で引き継ぎや考え方の擦り合わせにかなりの時間を割くのが普通でした。

人間の暮らしや生き方そのものに携わる仕事なだけに、スタッフそれぞれの生活感覚や価値観がぶつかりやすく

さらに、密度が濃いだけに、スタッフ間の人間関係の調整に仕事の半分くらいのエネルギーが奪われる感じ。陰口や派閥争いも日常茶飯事なのです。

あぁ、次に転職するならば、ひとり職場がいいなぁ

と何度思ったことか。オフィスの部屋に自分だけしかいないという人をうらやましく思っていました。

それが、ついにびわ農家で実現。

まず、お客様は目の前にいない。チームで同じ作業をしていても、同僚がすぐ隣にいるということもあんまりない。なんせ職場が広大なので、散って仕事をするのが必然です。

でも、完全に孤立しているわけではなく、同じ山のどこかで、あるいは隣の木あたりで同僚が仕事しているので、何かあれば頼ることはできます。

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(隣の木にひとり同僚がいます。見つけられますか?けっこう遠いでしょう?)

「おーい、休憩しましょう」と大きな声で呼びかければ、わさわさ集まり

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(赤い座布団のあるところが、この山の休憩場所)

おやつを食べながら、今年の実の成育具合はどうだとか、どの木で害虫を見たとか、作業中こういうことで困るんだけどどうしてる?などなど色々な情報交換をします。休憩が終わったら、元の一人の時間に戻ります。

なんて素敵な距離感。わずらわしさゼロです。

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しかしながら、「自由きまま」と「独りよがり」は違いますよね。

びわ農家にも、協働体制はあります。例えば、びわの袋かけに関して言えば

第1部隊:地上から手を伸ばして手が届く高さの実を仕上げる
第2部隊:脚立に乗って手が届くぐらいの高さの実を仕上げる
第3部隊:木に登って、第1部隊と第2部隊が残した実を木の内側からてっぺんまで全て仕上げる

の3つの部隊に分かれて仕事を進めており、上記の3段階で、一本の木の袋かけが完了する形です。

木の形や生えている場所によって、「この木は、脚立があればほぼ完成できる」とか逆に「この木は、木に登らないと届かない実がほとんどだ」など条件が変わってくるので、見極めながら隊の出動調整を行います。

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これに加えて、比較的土地が平らなびわ山では、高所作業車(3メートルくらいまで足場が上がり、脚立や木登りみたいに揺れないからリラックスして作業ができる)が使用できることもあります。早く操作方法を教わりたいです。

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当農園では、第1部隊と第2部隊は複数人いるものの、10メートル級の木の上で両手を離しても作業ができる第3部隊には一人しか所属していません。高所が得意な人手が不足。

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つまり、第1部隊と第2部隊が下のほうでできるだけ多くの実を片付けておかないと、第3部隊の作業量と負担感が増えてしまい、結果的にいつまで経っても袋かけが終わらない、収穫期を迎えられないという状況になってしまいます。

というわけで、作業自体は一人で進めていても、自分の働きがチーム全体の仕事においてどのあたりの位置づけか、チームにとってどんな貢献につながっているか、遅れるとどんな影響があるか、ということは、常に意識しながら仕事をすることになります。というか、袋かけに関しては、木を見れば木がそれを教えてくれます。

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もちろん、農家に限らず、単独作業のように見える他の職業だって、例えば、新聞配達だろうが、漫画家だろうが、トラックの運ちゃんだろうが

結局は自分勝手にやっていい仕事なんてないはず。どんな職業にも、人間社会の一部である限り、一定のコミュニケーションと協働の姿勢は必要だと思います。

農家は、一人でマイペースにできるところとチームの中でやりがいを感じながらできるところと、そのバランスがとてもいいなあと思っています。

袋かけは終わりましたが、びわ農家には、これから収穫準備、収穫、発送、びわの食べ放題対応、そして、お客様とのやりとりや事務作業など他のお仕事もたくさんあります。新米として少しずつ経験しながら、実態をレポートしていきたいと思います。

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風と共に去ったら困る

田舎暮らしびっくり体験
05 /08 2017
*『写真でほっこりクイズ⑤~この鳥の鳴き声は~』の正解は、この記事の一番下です。*

こんにちは。福原です。

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こちらではGW中、どこの田んぼでも田植えが行われていました。きらめく水面に苗が整然と並んでいるのを見ると、「よし、うちも頑張るぞ」と張り切る気持ちになってきます。

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そして、ソラマメも出始めましたよ。

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まだ実が小さくて柔らかいですが、とても甘いです。塩茹でして食べたら、次は桜エビとかき揚げにしました。

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ソラマメ焼きそば。旬のものは何したって美味しいです。

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さてさて、先日より、親指腱鞘炎自宅待機を命じられていた私なのですが、人が働いている時間に家でじっとしているのは、かえって気が滅入って休めない。。。

結局、上司(である夫)に頼み込んで、「コンつめないで、休みながらゆっくりやる」と約束した上で作業に復帰したのでした。

久しぶりに出勤し、ポカポカした山の上にいると、気持ちは晴れ晴れ。親指の痛みさえ軽くなった気がします。

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ところが、山の天気は変わりやすい。あっという間に雲行きが怪しくなってくることは、もうしょっちゅうです。山では、天気予報も当てにはできません。

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そして、どこからともなく強風が吹き始めます。不穏な空気です。

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こちらの生活に入って、予想していなかったけど驚いたことのひとつに、風がやたら強いことがあります。

強風注意報が発令される日だって、珍しくありません。

たぶん、さえぎるものがないからですかね。。。周りが田んぼと畑ばっかりなので。

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都心でも、ビルとビルの間を強風が吹き、まともに前に進めないことがありますが、ずっと外を歩いているわけでもないので、風を意識して生活するということはあまりなかったような気がします。

たまに、東京メトロ東西線が強風を理由に運転見合わせをしていると、「え?この程度の風で止まる??」と驚いたものです。都会の交通網は、風には対応していないのです。

自宅では、風で物干し竿が吹き飛ばされてしまうことがあります。洗濯物が落ちるのではなく、台ごと倒れます。破壊力が半端ないです。

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市部に住んでいる時は、雨戸を閉める習慣がなかったのですが、こちらでは雨戸を閉めないと風の音がうるさくて眠れないこともしばしば。

家の目の前が山なので(家と山の間に何もない!)、山から吹きおろす風をもろに受けてしまうようです。

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これが、山の上、高い木の上だったら、なおさら風の威力は増します。

葉っぱが風に抵抗し、樹幹全体が大きく揺れると、心臓がドキッとして恐怖感を覚えます。

木の上では両手を離して作業しているため、瞬時に幹や近くの枝につかまらないと、バランスを崩して落ちてしまいます。

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風が強い時の山は、ゴーとうなるように不気味な音を出します。

次は、もっと大きいのが行くよ

とでも言っているかのように。さっきまで穏やかな安らぎを与えてくれていた同じ山とは思えません。

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(写真では、強風を表現できないのが残念!)

こういう時、人は、走馬灯のように過去の出来事が頭をよぎると言います。

若干話がそれますが。。。

長年、福祉・医療系の現場でお仕事をしてきた中では、患者さんや利用者さんの生き死にに関わる事態が何度もあり

生き死に直面せずとも、その人の生活の大きな転換点や人生の底と思われる場面に立ち会い、時には、その人の健康や安全を守るために本人や家族と喧嘩をしたり、関係者に説得・交渉をしたりという業務も。

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人間関係に神経をすり減らすことが多い職業では、鬱やその他の身体的不調で職場を去っていく同僚の背中を見送ることも少なくなく、その度に自分がもっと助けられたんではないか、次は自分の番ではないかと苦しみます。

重い責任やストレスから逃れるために転職を思い立ったわけではないですが、就農して「ここでは、人の生き死にを直視しなくていいんだ」とほっとする気持ちが正直あったと思います。

でも、あれ?

今、私、自分の命が危ないんじゃ??

思わぬ誤算。。。

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こういう場合、農家では、より風の影響が少ないびわ山に移動したり、強風などの天候不良には逆らわず、その日は早目に仕事を終わりにしたりという判断をします。

仕事上の安全管理ができてこそ、本物の農家なのでしょう。

私は、人の人生に深く触れる仕事ではなくなりましたが、自然豊かな土地を守っていくこと、あるいは食の楽しさや食の安心を伝えることを通して、これから繋がる誰かを元気にしていきたいのです。



『写真でほっこりクイズ⑤~この鳥の鳴き声は~』の正解は

①けけーんけん(金属音に近い)。キジの鳴き声でした。

畑に来たキジ


おとぎ話『桃太郎』では、なんとなく地味な存在のキジですが、さすが国鳥。派手ですね。

ちなみに、②きゅぅ~ぴぃ~(かなりの高音)は、サシバの鳴き声。猛禽類の仲間なのに、声はキュートです。
③ぐ~ぐ~ぽぽー(聞いてると眠くなる)は、キジバトの鳴き声。日本人なら一度は聞いたことがありそうです。

次回のほっこりクイズもお楽しみに。


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写真でほっこりクイズ⑤~この鳥の鳴き声は~

ちょっと一呼吸のコーナー
05 /06 2017
こんにちは。福原です。

家の前の道に、顔が真っ赤な鳥が歩いていました。

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この鳥の鳴き声は、次のうちどれでしょう? この時期、一日中鳴いています。

ただし、選択肢の擬態語は、私の主観ですのであしからず。。。

①けけーんけん(金属音に近い)
②きゅぅ~ぴぃ~(かなりの高音)
③ぐ~ぐ~ぽぽー(聞いてると眠くなる)

答えは、次回のブログでお伝えします。


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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。