潔癖さんよ、さようなら。

農家の生活あるある
04 /16 2017
こんにちは。福原です。

なんだか暑いくらいの陽気になってきましたね。

びわ山の上から遠くを眺めてみると、濃い緑と萌木色のコントラストが美しく、季節が進んでいることを感じさせてくれます。

DSC_7006[1]


いよいよ竹の子も顔を出しました。子どものくせにけっこうグロテスクです。

IMG_3259


これ見て、地獄先生ぬ~べ~の鬼の手を思い出したのは、私だけですかね。。。


本題の前に、手前味噌なのですが、昨日またまたブログランキングがUPしていました。

IMG_1510[1]


ついに、「農家」カテゴリーで1位になりました。

そして、「働くヒト」カテゴリーでも、初の30番台に!!

今後とも、単なる嫁の愚痴ブログではなく、職業人としての視点を忘れず、ブログを通して楽しく働くことを真剣に追求していきたいと思っています。皆さんも、気が向いたらまたここに遊びに来てくださいね。



さて、今日は、農家は汚いという話。

IMG_1230[1]


いや、間違えました。きれい好きさんでも、農家の仕事はできるかもよ というお話です。

都内に勤めていた時、私はプチ潔癖症でした。日常生活に支障が出たり、医者にかかったりするほどではないけれど、「汚れ」に対して人並み以上に気になってしまうところがありました。

TVやエアコンのリモコン、ドアノブ、照明スイッチなどはもちろんのこと、スマホやPCの液晶に皮脂や食べ物の油がついているのを気にして、頻繁に拭かずにはいられませんでした。自分のも他人のもです。

そういうわけで、どこへ行くにも常にウェットティッシュを持ち歩いていました。

IMG_1528[1]


街には、「ここに触れてください」のセンサー式自動ドアや各種販売機のタッチパネルが溢れており、「前にここを触った人は、トイレに行って手を洗わない人かもしれない、さっき鼻をほじったばかりの人かもしれない」などという考えが頭からこびりついて離れなかったですね。

嫁に行くことになった時、私の清潔志向を知った夫は「(汚いことが多い)農園の生活に果たして耐えられるか?」とひどく心配したようです。

何しろ、農業は基本泥だらけです。

農地はアスファルトで覆われていませんので、靴の裏に泥が固まってついているのはいつものこと。当然のごとく、長靴やら作業靴で出入りする玄関はひどいありさまで。。。

IMG_1504[1]


緑のまあるいのは、びわの実です。

特に今の時期、びわ農家は、びわの袋かけで一日中、間引いた実や葉っぱやほこりをかぶって仕事しています。

外から帰ってくると、特にお風呂、トイレにはゴミがたくさん落ちてしまいます。

IMG_1503[1]


一度、トイレの便器の中の水に、茶色いものが浮いていて「これは!!」とぎょっとしたことがありますが、「な~んだ。びわの実じゃんか~」となります。これは、まさにびわ農家あるあるです。

普通のおうちなら、「汚い靴下は脱いでから上がってってば!」と怒られるところですが、農家では作業してきた格好のままで家に入ったり、座ったりすることはしょっちゅうなので、もはや家のカーペットや畳は汚染されているとしか言いようがありませんね。。。

さらにさらに、農作業の日は外でお弁当やおやつを食べることがありますが、汚れた手のまま、かつ地べたにお尻をついてしまいますし、山の中で用を足した時だって手を洗う場所なんてないのです。

農家の汚い話、都会のマンション暮らしと比べたら、枚挙にいとまがないものの、人として大らかだと言えなくもないです。だって、ふた昔くらい前は、ウェットティッシュもウォシュレットもないのがフツウだったんですからね。


話は少々ずれますが

山の仕事の途中で、用事があってコンビニ郵便局まで降りてくる時があります。

私が歩いた跡に土や枯れ枝などが落ちるので、黒い道ができます。

IMG_1487[1]


でも、お店の人も文句を言うどころか、「びわの袋かけの時期だもん。仕方ないよ」と(でも言っているかのように)温かく見守ってくれています(たぶんですが)。

農村では、公道だって泥が落ちています。。。トラクターや耕うん機などの農業機械が通るからですが、けっこう大きな落とし物です。

IMG_1489[1]


地元の産業は、地域の理解があってこそですね!


話は戻って、な~んか気づいたら、汚いのが平気になっている私がいます。何ででしょ。

気にしてたら生きていけないから、我慢しているうちに慣れた

と言うわけでは決してなく

自然と共生してる感

とでも言いましょうか。だって、土や葉っぱはそこにあるものだから。

IMG_1328[1]



振り返ってみると、過去の「潔癖」の裏には、大きな心の重しがあったと思います。

今の苦しい環境から逃れたいけれど、すぐにはできない。

とか

自分は、有用な人間ではないのではないか。上手く自分の力を発揮できていない。自分はいなくなってもいい存在だ。

などのもやもやが強くなりすぎた場合、清潔行動という儀式をすることによって、自分の中の不全感を一旦棚上げできたからではないでしょうか。ある時期の自分には、必要な儀式だったのかもしれません。

今の私は楽しく就農生活をスタートさせてもらい、家族や地域の人にも受け入れてもらっているという実感があるので、無事に潔癖を捨てることができたのだと思います。


それと、私の潔癖が回復したもうひとつの背景は、不特定多数の人と接触しないということだと思います。

田舎では、家族と接することが9割

よそのカエルが歩いたということはあっても(それはそれで気にしろよという感じですが。。。)

IMG_1508[1]


名前も知らないよその誰かと物や場所を共有するということは少ないのですよね。ある意味、農家は安全安心の世界なのです。

IMG_1462[1]



房州びわと山の幸 福原農園のHPはこちらから

よろしければ、クリックお願いいたします。

働くヒトランキング

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!


スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

IMG_0153[2]


房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。