古民家ノスタルジィ<着工>

田舎暮らしびっくり体験
07 /22 2017
こんにちは。福原です。

梅雨明けの発表がありましたね。

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もはや枯れてしまったと思われていたブドウが知らぬ間に実をつけていました。

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こんなに暑い日が続いていても、ちゃーんと土から水と養分を吸い上げています。すでに夏バテ気味の自分が少々情けない感じ。。。


さて、前にこのブログでも書いた母屋の改修が始まりました。

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築300年ということで、建物の土台の組み直し、傾きの調整から必要。大がかりな工事になります。

びわの繁忙期が終わったらすぐに荷物の運び出しを始めましたが。。。ここ数十年は誰も住んでいなかったとはいえ、先祖代々、当農園の家族が住んできたおうちです。

家族の思い出を彩る調度品、台所用品、書籍などがわんさか眠っていました。

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中には、戦前からあるのでは?とか、文化的価値があるのでは?思われるものも。

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空っぽにするのに数日要し、ようやく着工にこぎつけました。


この母屋を新居としたいと思ったのには、訳があります。昔から、小綺麗なホテルやペンションよりも鄙びた温泉宿が好き、あるいは、眺めが良くて設備のしっかりした高層マンションよりも、木のぬくもりが感じられる落ち着いた和風戸建てに魅力を感じるという私の志向の問題もありますが

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四十路過ぎて嫁いだ先で、家族の歩みの重さを受け止めながら、そして、ご先祖様に見守られながら(実際、居間にはご先祖の写真がずらっと飾ってありました)この住居で暮らすことができたら、後から来た自分が自然と溶け込んでいけるのではないかなと思えたんですよね。

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さらに、当農園は、お義父さんのお仕事の関係、お義母さんの社交的な人柄もあり、かねてより来客が多い家でした。母屋のノスタルジックな雰囲気に癒しを感じ、ぜひ保全して欲しいと思っている人は少なくないようです。少々欲張りかもしれませんが、たくさんの人に訪れてもらえるよう、いずれ農家民泊のような活用もできたらいいなと考えています。

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さて、ここで気になるのが、この住居の築年数は本当に300年か という点。いや、家族の人の話を疑っているわけではないですけどね、だって300年前といったら18世紀頃の江戸時代。。。

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徳川吉宗が目安箱を設置したり、杉田玄白が解体新書を記したりとかあそこらへん(日本史の知識が薄すぎ)。世界史で言うと、フランス革命とかナポレオンとかよりも前ですよ。マジですか。。。

なにしろ、築300年という事実を証明するものがないんですから。口承のみ!!人間、話は伝わるうちにでっかくなりますからねぇ。

というわけで、館山市立博物館へ。

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こちらは先に訪れた別館。館山城跡が博物館になっています。馬琴の『南総里見八犬伝』に関する資料が揃い、ついでに展望も最高!!

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そしてそして、本館には(写真は撮れませんでしたけど)、約300年前に建てられた安房地方の農家屋敷を再現した展示がありました。玄関を入ってすぐの仏間や神棚、いろりのある居間、東側にかまどがある炊場、縁側に面した客間。間取りもさることながら、どれも重厚な梁と柱が印象的です。かなり我が家の母屋と似てます。

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築300年の証拠にはなりませんけど、確かに江戸時代から南房総で一般的だった民家の特徴を備えている模様(決して豪農ではなく、庶民のおうち)。てなわけで、ちょっぴり疑惑?は晴れた形です。。。


今回の改修では、一旦建物を解体して、まだ使える部分の基礎だけ残すというやり方。

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どれくらい、300年の重みや趣きを残せるのか、設計図を見ただけでは分かりませんけど、たくさんの人の暮らしや人生を抱えてきたこの建物で過ごせる日を楽しみにしているんです。晩秋には、改修工事が完了します。

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コメント

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発掘された時代物にも興味津々です。

Re: タイトルなし

> 発掘された時代物にも興味津々です。

「なんでも鑑定団」に出す気満々でしたが、あいにくお宝には出会えず。。。

福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。