虫たちの存在を受け入れました

びわってこんな風に育ててるんだ
05 /04 2017
*『写真でほっこりクイズ④~何の野菜のどこ~』の正解は、この記事の一番下です*

こんにちは。福原です。

びわ山の片隅に、山吹がひっそりと咲いています。山吹には、一重と八重があるんですね。

IMG_1620[1]


植物の知識が何もないままにこちらに来たものですから、毎日のように新しい草木との出会いがあり、家族から色々と教われるのは新鮮で楽しいことだと感じています。


IMG_1657[1]


さて、GWだと言うのにブログUPをサボっていました。。。遊んでいたからではなく、びわの袋かけにてんてこ舞いだからです。

4月に入っても寒かったせいで、びわの実がなかなか膨らんでくれませんでした。袋をかけられる状態になるのが10日ほどずれ込み、例年なら袋かけが終了している時期だそうですが、今年はまだもう少しかかりそうです。

また、不作だった昨年と比べると、思いのほか良い実がついている木が多いこと(こっちは嬉しい悲鳴)と、今年度からびわ山の数を増やしたことも、作業が長引いている背景にあります。

IMG_1661[1]


毎年、当農園のびわを注文してくださるお客様に、びわが足りず頭を下げてお断りしている状況であるため、少しずつ生産量を増やしているところなんです。

とはいえ、家族経営。パートの方にお手伝いいただいていますが、マンパワーには限度があります。というわけで、とにかく現在急いで袋をかけています。

DSC_6996[1]


何しろ、袋をかけないでいる実があるということは、様々なリスクから実を守れていないということ。

袋をかけようとして、びわの実に少しでも傷がついていると、商品として使い物にならないので落としてしまうしかありません。

IMG_1608[1]


房州びわは、ほとんどが贈答品として出荷しています。大きくてめずらしいだけではなく、味もとても良いので、大切な方へのギフトとして贈られます。そのため、袋をかける段階から厳しいチェックをしているんです。

ほんのちょぴっとでも、傷がついているものは却下。見逃しません。

IMG_1668[1]


びわの実はデリケートなので、風で葉っぱが当たっただけでも、産毛が剥げて茶色い傷がついてしまいます。

IMG_1603[1]


たまに、「あら〜、この実はきれいじゃないの」と思っても、一応裏も確認してみると。。。

IMG_1581[1]


NO~!!

無残。どことなくムンクの「叫び」の顔にも見える。。。

私の頭の中は、いつの間にかバイオハザード状態。

うわー。あなたも、あなたも?

IMG_1524[1]


あなたまでゾンビに!?

IMG_1585[1]


てな感じです。

早速、袋かけをしながらパトロール開始。彼らをゾンビにした犯人たちを取り締まります。いました。

IMG_1644[1]


主犯格です。

IMG_3302


逃亡中。逃げ足けっこう速いです。

IMG_1627[1]


こっちは現行犯逮捕

IMG_1546[1]


暖かくなってきて、虫たちの活動はますます活発になってきているのを感じます。

虫に食われるのが先か、袋をかけるのが先か、もう競争です。


就農するにあたって、周囲の農家の先輩から

虫いっぱいいるけど、虫大丈夫なの?

と何人にも聞かれました。

そりゃ、平気じゃないですけど。そもそも虫好きな人ってあんまりいないんじゃ。。。

特に、アリとゴキブリが嫌いです。蚊やハエだって殺せないほうです。

でも、虫たちも生きるために必死なわけですし、虫のおかげでびわが受粉して実になるわけですし。

菜花とミツバチ


虫がいることは否定しても仕方がない。

その中で、虫たちは命をつなぐための行動をとっているだけ。時には捨て身で攻撃を仕掛け、人間は人間で、防虫効果のある袋をかけるなど知恵を絞ってそれに対抗するしかない。

負けることも勝つこともある。農家も生態系の一部とするならば、そう考えるのが自然です。

夏が近づくにつれ、どんどん虫の出没は増えるようなので、こーんなこと書いてても、その頃はまた意見が変わっているかもしれませんが。。。

IMG_1665[1]


とりあえず、主張。

当農園は、人手が足りなかろうが、時間が足りなかろうが、農薬は一切不使用

全ての実をひとつひとつ手作業で袋をかけ、それはそれはびわを手塩にかけて育てていますよ。伝統的な栽培技術を守りながら。



『写真でほっこりクイズ④~何の野菜のどこ~』の正解は

ネギのお花、ネギ坊主でした。

IMG_1669[1]


身近な野菜のことでも、分からないもんです。


房州びわと山の幸 福原農園のHPはこちらから

よろしければ、クリックお願いいたします。

働くヒトランキング

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

IMG_0153[2]


房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。