風と共に去ったら困る

田舎暮らしびっくり体験
05 /08 2017
*『写真でほっこりクイズ⑤~この鳥の鳴き声は~』の正解は、この記事の一番下です。*

こんにちは。福原です。

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こちらではGW中、どこの田んぼでも田植えが行われていました。きらめく水面に苗が整然と並んでいるのを見ると、「よし、うちも頑張るぞ」と張り切る気持ちになってきます。

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そして、ソラマメも出始めましたよ。

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まだ実が小さくて柔らかいですが、とても甘いです。塩茹でして食べたら、次は桜エビとかき揚げにしました。

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ソラマメ焼きそば。旬のものは何したって美味しいです。

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さてさて、先日より、親指腱鞘炎自宅待機を命じられていた私なのですが、人が働いている時間に家でじっとしているのは、かえって気が滅入って休めない。。。

結局、上司(である夫)に頼み込んで、「コンつめないで、休みながらゆっくりやる」と約束した上で作業に復帰したのでした。

久しぶりに出勤し、ポカポカした山の上にいると、気持ちは晴れ晴れ。親指の痛みさえ軽くなった気がします。

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ところが、山の天気は変わりやすい。あっという間に雲行きが怪しくなってくることは、もうしょっちゅうです。山では、天気予報も当てにはできません。

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そして、どこからともなく強風が吹き始めます。不穏な空気です。

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こちらの生活に入って、予想していなかったけど驚いたことのひとつに、風がやたら強いことがあります。

強風注意報が発令される日だって、珍しくありません。

たぶん、さえぎるものがないからですかね。。。周りが田んぼと畑ばっかりなので。

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都心でも、ビルとビルの間を強風が吹き、まともに前に進めないことがありますが、ずっと外を歩いているわけでもないので、風を意識して生活するということはあまりなかったような気がします。

たまに、東京メトロ東西線が強風を理由に運転見合わせをしていると、「え?この程度の風で止まる??」と驚いたものです。都会の交通網は、風には対応していないのです。

自宅では、風で物干し竿が吹き飛ばされてしまうことがあります。洗濯物が落ちるのではなく、台ごと倒れます。破壊力が半端ないです。

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市部に住んでいる時は、雨戸を閉める習慣がなかったのですが、こちらでは雨戸を閉めないと風の音がうるさくて眠れないこともしばしば。

家の目の前が山なので(家と山の間に何もない!)、山から吹きおろす風をもろに受けてしまうようです。

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これが、山の上、高い木の上だったら、なおさら風の威力は増します。

葉っぱが風に抵抗し、樹幹全体が大きく揺れると、心臓がドキッとして恐怖感を覚えます。

木の上では両手を離して作業しているため、瞬時に幹や近くの枝につかまらないと、バランスを崩して落ちてしまいます。

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風が強い時の山は、ゴーとうなるように不気味な音を出します。

次は、もっと大きいのが行くよ

とでも言っているかのように。さっきまで穏やかな安らぎを与えてくれていた同じ山とは思えません。

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(写真では、強風を表現できないのが残念!)

こういう時、人は、走馬灯のように過去の出来事が頭をよぎると言います。

若干話がそれますが。。。

長年、福祉・医療系の現場でお仕事をしてきた中では、患者さんや利用者さんの生き死にに関わる事態が何度もあり

生き死に直面せずとも、その人の生活の大きな転換点や人生の底と思われる場面に立ち会い、時には、その人の健康や安全を守るために本人や家族と喧嘩をしたり、関係者に説得・交渉をしたりという業務も。

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人間関係に神経をすり減らすことが多い職業では、鬱やその他の身体的不調で職場を去っていく同僚の背中を見送ることも少なくなく、その度に自分がもっと助けられたんではないか、次は自分の番ではないかと苦しみます。

重い責任やストレスから逃れるために転職を思い立ったわけではないですが、就農して「ここでは、人の生き死にを直視しなくていいんだ」とほっとする気持ちが正直あったと思います。

でも、あれ?

今、私、自分の命が危ないんじゃ??

思わぬ誤算。。。

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こういう場合、農家では、より風の影響が少ないびわ山に移動したり、強風などの天候不良には逆らわず、その日は早目に仕事を終わりにしたりという判断をします。

仕事上の安全管理ができてこそ、本物の農家なのでしょう。

私は、人の人生に深く触れる仕事ではなくなりましたが、自然豊かな土地を守っていくこと、あるいは食の楽しさや食の安心を伝えることを通して、これから繋がる誰かを元気にしていきたいのです。



『写真でほっこりクイズ⑤~この鳥の鳴き声は~』の正解は

①けけーんけん(金属音に近い)。キジの鳴き声でした。

畑に来たキジ


おとぎ話『桃太郎』では、なんとなく地味な存在のキジですが、さすが国鳥。派手ですね。

ちなみに、②きゅぅ~ぴぃ~(かなりの高音)は、サシバの鳴き声。猛禽類の仲間なのに、声はキュートです。
③ぐ~ぐ~ぽぽー(聞いてると眠くなる)は、キジバトの鳴き声。日本人なら一度は聞いたことがありそうです。

次回のほっこりクイズもお楽しみに。


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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。