種まで愛して

びわってこんな風に育ててるんだ
07 /05 2017
こんにちは。福原です。

山には、見たことのない大きなさやがぶら下がっています。ソラマメのさやを平らにしたような形。

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お義母さんに「あれはなぁに」と聞いてみたところ、山藤の実だそうです。春先に私たちの目を楽しませてくれたあの花の実。

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これが晩秋になると、今度はパンッ という大きな音を出して弾けるのだとか。

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植物は季節ごとに違った装いをしているのに、いっときの姿しか知らないことって多いよなぁと思います。このブログでは、生き物の季節ごとの姿を追っていきたいです。


さて、びわの収穫・発送シーズンは終わったとはいえ、当農園ではまだ最終ミッションが残っていました。

人によっては敬遠してしまう、びわの種取り作業

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びわの種には驚くべき薬効があり、昔から漢方として重宝されています。当農園にも、「びわの種を買いたい」というお問い合わせがしょっちゅうあります(詳しくはこちら)。

びわ食べ放題に来たお客様の中にはそのことをよくご存じの方も多く、種を持ち帰る人もめずらしくありません。

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実際に、びわの種を漬け込んだ焼酎を毎日飲用することで、西洋医学の治療法では限界のあるがん等の重大疾病が「嘘のように良くなった」というお声も当農園に複数届いています。

それにしても、傷みの激しい実でさえ種を取り出せるという点で役に立つびわ。葉っぱも民間療法において利用されていますし、他にも多種多様な活用法があります。無駄になるところがない偉大な果物です。

びわの葉の自然療法の本

TV番組で0円食堂というコーナーがありますが、あのロケがうちに来ても譲ってあげるびわはひとつもないなぁといつも思います。


早速、自然治癒力を高めると言われるびわの種を、必要な方々に届けるための大切な任務に取り掛かりました。

まずは、びわ山に向かいます。

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収穫の終わったびわの木は、どこか物悲しい兵どもが夢の跡って感じです。

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びわの木の下には、収穫を待たずに落果したびわの袋がたくさん落ちています。

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これを拾って軽トラに積み、持って帰ります。

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収穫したけれどすでに腐っていて発送できないという理由で別によけておいたびわ、および、さっき山から拾ってきた落果びわから種を取り出していきます。状態の悪い種は除きます。根気のいる作業。鼻に来る酸っぱい臭い。。。

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人海戦術で行うので、大量の種が集まります。

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それらをざるの中でこすって、ぬめりをとります。何度も何度も水を取り替えながら、丁寧に洗います。

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洗い終わったら、しばらく日に当てて乾かしてから、1キロずつ袋詰めしていきます。これでようやく発送する準備ができました。もうすぐ注文受付開始です。


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では、この種取り作業。何がつらいのって?臭いが気になるならマスクすればいいじゃないって?

はい。。。ホントにつらいのは、未知との遭遇ならぬ虫たちとの遭遇なのです。

山でびわの袋を拾う時、地面には色々な虫が生息しています。例えば、ミミズさんだったり、毛虫さんだったり、ダンゴムシさんだったり、山のゴキブリさんだったり。。。

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拾ってきた袋を開ける時だって、甘いびわを求めて来た様々な侵入者たちに出くわします。

アリさん(大群)だったり、バッタさんだったり、ハサミムシさんだったり、ムカデさんだったり(読者が減ったら困るので、写真は控えめにしておきます)。。。

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何か虫が出てくる度に、「うわっ」「ぎゃ~」という奇声を上げてしまう私。ベテランスタッフからは、「すぐ平気になるよ、そのうち虫見ても顔色一つ変えなくなるから~」と言われますが、なりますかね??

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やたらびわの汁を吸いに来るコクワガタでさえまだまだ触れませんが、びわの種を待っている人達のことを思えば、何とかこのミッションを乗り越えられそう。

びわ農家のお仕事の幅は想像もしていなかったほど広いのですが、自分のしていることが誰かの手助けになれば本望です。

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それではまたお会いしましょう。



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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。