猫でも分かる「びわマイスター(鑑定士)講座」

びわってこんな風に育ててるんだ
06 /25 2017
こんにちは。福原です。

びわの仕事一辺倒で、他のことが目に入っていない今日この頃。いつの間にやら、ソルダムの実が色づいていました。

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皆さんは、どこでどんな初夏の訪れを感じていますか?


さて、当農園では、びわの収穫も終わりが見えてきました。今はただひたすらに、元旦から受付を開始して、千件以上ものご予約をいただいている贈答用びわの発送を進めています。


収穫から発送までの工程を少しご紹介いたします。

前回の記事でも書かせていただいたように、毎日もぎ手スタッフがもいだびわを山から降ろしてきます。

露地びわの収穫が始まりました。

袋がかかった状態のびわは、あっという間に倉庫のスタッフによって袋を剥がされていきます。これを、「袋剥がし」あるいは「むき」と呼んでいます。

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美しい実は、贈答用の箱に入れられていきます。

箱詰めされたびわ

(たとえ味に遜色なくても)傷があったり、サイズが小さすぎたりすると、B級品と言って、食べ放題用、もしくはお得用商品として利用されます。

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傷みが目立つ場合は、種を取り出す用(びわの種の服用は、昔から民間療法の一つとして人気があります)に回されます。

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というわけで、びわの選別は効率的かつシステマティックに行われています。

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複数のスタッフによって厳正な審査を受け、サイズと品質が合格点と言えるびわだけが、箱に入ることが出来るのですが、箱詰めと最終チェックは、熟練のスタッフにしかできない仕事です。

箱びわ(4L)

新人スタッフの私は、袋剥がしを担当させてもらっています。一日に1000個ほどのびわを見ていると、びわの奥深さをよく知ることができます。

こーんな、まあるいふくよかなびわもあれば

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洋ナシ形やいびつな形のびわも。同じびわとは思えません。でも美味しさは一緒。

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日焼けや病気に侵されたびわを見逃さないことが大切ですが

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上の2枚の写真のうち、下のびわの緑色の斑点は、品種特有のもの。決して青かびではありません。

お尻みたいな双子ちゃんびわはレアです。

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房州びわの規格は4Lサイズまでしかないのですが、ケースにおさまりきれないほど大きいものを特別に5Lと呼んでいます。一般的なスーパーに並ぶMサイズと比べるとこの通り。巨大です。ごくたまにしか出会えないので、手に入れられた方は幸運ですよ!

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卵2個以上の重さがあります。食べるところがたくさんあって嬉しい!

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てなわけで、びわはマイナーな果物だけに、知れば知るほど「そうだったのか!」と面白く感じることができます。

袋かけから、歯を食いしばりながら愛情を注いできたびわを選別し、泣く泣く外に嫁にやったり(?)、今後の行く末を判断したりするのは、 可愛い、勿体無い、切ない。。。などの様々な感情が入り混じって、感慨深いものがあります。

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ちなみに、お客様とのやりとりでよくある、びわに関する勘違いBEST3はこちら。

①房州のびわは大きいけど、味が良いのは無難なサイズのびわだ
=>どのサイズでも甘くて美味しいのが房州びわです。大きなサイズだからと言って、「大味」というのは偏見です。

②実が硬いのは、まだ酸っぱいびわ
=>実の硬さは、品種(水分量)によって異なります。そもそも押してみないと美味しくなっているかどうか分からなかったら、どのびわも発送前につぶれてしまいます。まだ酸っぱいか、熟しているかは、プロが実の色で見分けています。

③形が不ぞろいだったり、表面が汚れていたりするのは、品質の良くないびわ
=>びわにも個性があります。見てくれと味とは無関係です。どんな見た目をしていても、当農園で育てたびわは全部美味しいです。人間だって、色んな顔かたちの人がいたり、そばかすやほくろがあったりするのとおんなじですね。

以上、今後、びわを選ぶ時の参考にしてくださいね。当農園に遊びに来てくださった方には、さらに詳しくびわの魅力をお伝えできると思います。次回は、毎年200人ほどのお客様が遊びに来てくださる、びわの食べ放題についてご紹介する予定です。

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房州びわと山の幸 福原農園のHPはこちらから

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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。