繁忙期以外何してる?<夏編>

びわってこんな風に育ててるんだ
07 /18 2017
こんにちは。福原です。

今年のびわで作ったびわジャムが完成しました。

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粒が小さすぎたり、傷があったりで発送できなかったびわを利用しています。びわ以外はお砂糖とレモンしか使っていないという、完全無添加。変に鮮やかさや艶やかさを出していないのが良い感じです。

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生のびわを食べ損なったという方、今年びわを食べてびわが大好きになったという方、ぜひお試しくださいね。詳しくはこちらでご確認ください。


さて、最近よくされる質問。びわ農家って、びわの時期以外は何してるの?

そりゃあ、びわの収穫・発送時期は、6月中の3週間くらいですからね。そう思われるのも仕方ないです。

答え=>あまり何もしていない。

けっこう、これが真実。。。

というか、あえて何もしないようにしているというのが正しいかもしれません。

びわの繁忙期は、まさに戦場でした。もちろん、何週間も休みはありません。収穫部隊は、びわが落果してしまう瀬戸際での作業になりますので、土砂降りの嵐の中でも、30度を超えるカンカン照りの中でも、延々と山に出かけました。

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倉庫部隊も、びわが山から降りてくる限り、びわの袋をはがし、注文がある限り、発送し、お客様が来店する限り、接客販売するという、体力勝負の状態が続きました。この間、朝早く出勤し、夜帰ってからも事務作業が待っています。

倉庫売り場のびわカップ

それだけ、びわの時期の集中度が凄かったので、身体はガタガタ。充実感はあるものの、今は張り詰めていた気持ちが切れたような感覚です。そこで、毎年7月は枯渇したエネルギーを充電する期間として位置付けているわけです。7月になったら好きなだけ休める、というのがあるから毎年6月が頑張れるのでしょう。

というわけで、実際、7月に入ってから行った作業はそんなに多くはありません。

電柵の撤収

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イノシシがびわ山に入ってこないように、年がら年中、電柵を設置しっぱなしにしたいのは山々ですが

イノシシが電柵に対し、危険なものではないという認識を持ち始めてしまうと、電柵の効果が薄れてしまうため、シーズンが終了したら一旦片付けたほうが良いそうです。炎天下、中腰での作業はしんどいですが仕方ない。。。

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電線を回収する際は、板状の発砲スチロールが便利です。

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軽いし、好きなところに切れ目を入れて、電線の端を固定することができます。

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電線を巻き取ろうとしていると、支柱が雑草に乗っ取られていることがあります。

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鋸鎌で支柱を救出しつつ、作業を進めます。支柱と本体を撤去したら終了です。

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一度設置してしまえば、撤去しなくて良いイノシシ撃退商品も出ているので、今後は電柵以外の方法も検討していきたいと思っています。


②草刈り

びわの収穫前に、全びわ山の草刈りを行ったはずなのに。。。

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現在、またしてもびわ山は雑草だらけです。繁殖力の強さに思わず恐れおののきます。

びわ山ならぬ、お花畑と化している場所も。びわの木がすっかり脇役になってます。

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こちらのびわ山は、そこら中から竹が伸びて、もうすぐ竹林状態しのべ竹と言って、若竹のうちはほろ苦くて美味しいそうなのですが

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これは、びわの木を完全に貫通されてしまっています。もう根元から切るしかありません。

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こういう時のために、鋸を腰に付けています。

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根元からギコギコ。鋸を手前に引く時に力を入れると、割と簡単に切断できました。

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切った竹が、斜面をするすると滑って落ちていく様子は、圧巻。一瞬だったので、写真は撮り損ねましたけど。。。

草刈り中によく見るのは、こんな白いふわふわがついた草木です。

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ふわふわの正体は、アオバハゴロモという昆虫の幼虫。なんともユーモラスな動きなので憎めない存在。意外にも、ジャンプ力が半端ないです。

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てな感じで、小さな発見や感動を見つけながら、しばらくは草刈り頑張ります。


③防風林の整備

びわの木の日当たりを良くするために、びわを日陰にしてしまっている木や枝を伐採する作業です。

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鋸で切断し終わっても、木が倒れてこないのは、山藤の蔓のしわざです。

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物凄いパワーで木にからみついているので、伐採を完了するにはまず、この蔓を断ち切る必要があります。山藤、春先は見事な姿を見せてくれますが、こういう時はけっこう厄介だなと思っちゃいます。

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それにしても、暗かった場所に光が射して明るくなっていくのはとても気持ちがいい。びわの木たちも喜んでいるようです。

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また、上司(である夫)が大きな幹の木を倒した時の音は、何度でも聞きたくなる音です。伐採された木には悪いなぁという気持ちもありながら、壮大な自然の中で仕事をしている爽快感にしばし酔いしれます。

マテバシイの伐採(動画)



伐採した木が邪魔になる時は、集めて燃やします。

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都会でこんなことしたら大変ですが、農園内では燃やしたい放題。毎日、キャンプファイヤーができる環境です。

火ってなんでも灰にしてしまうので恐ろしいと思う反面、火を管理していると妙にハイな気持ちになってきます。何でか不思議です。

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これらの作業をぶっ続けでやっていたら死んでしまうので、数時間やったら休む、暑さが厳しい日は半日にしておく、など調整しています。仕事依存だった私は、ダラダラ働くのが得意。メリハリのある働き方はまだ難しいのですが、バテてしまったら困るので、少しずつ慣れていこうと思います。

当農園の夏は、こんな感じでのんびりと過ぎていきます。夏休みにお手伝いにきてみたい人はお知らせくださいね。



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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。