1ヶ月でジャンクの呪いが解けました。

田舎暮らしびっくり体験
03 /26 2017
こんにちは。福原です。

あいにくの雨です。

毎日身体を動かしたくて農家に転職した私としては、雨の日はびわ山に出られず、がっかりです。

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雨に濡れた花木は、なかなか風情がありますけどね。菜の花と桃の花。

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さて、今の時期、私の住む富浦ではどこもかしこもびわの袋かけの話題になるのですが

このブログでは「また袋かけの話~!?」というクレームが起きたら困るので、雨の日ということもあり、今回は別の話をしたいと思います。

田舎に移り住んで『食生活』ががらりと変わったお話。

当農園に来てから、毎日朝昼晩と家で食事をとっています。

普通のことのようですが、私にとってこれはけっこうな大転換。


そもそも、東京で働いていた頃は、朝昼晩きちんと食事をとることがほとんどなかったんです。

福祉の世界 で仕事中心の生活をしていた私は、仕事の次は睡眠重視。

朝食は、ぎりぎりまで布団の中にいて、菓子パンをかじっておしまい。

業務に追われて昼食抜くのは当たり前。

外出先でお腹が鳴っては恥ずかしいので、電車やバスの中で人目をはばからず、何とかおにぎりだけほおばって行くことも。

夕食も、勤務時間内で終わらなかった事務を遅くまで片付けながら、流し込む。

食べ終わったら、バタンと寝る。

「ある物質や行動に溺れすぎて、健康的な生活を送ることに支障が出てしまうこと」を依存症の定義とするならば、間違いなくワーカホリック(仕事依存症)でしたね。

平日は、台所に立っても、ごくごく簡単なものしか作る時間と気持ちの余裕がなく。

では何を食べていたかというと、ほとんどがジャンクフード

コンビニ、ファーストフード、ファミレスに行かない日はないくらい。

夕食を、甘いお菓子としょっぱいお菓子で済ませた日も数知れず。

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精神科病院の患者さんや福祉施設の利用者に、栄養や食習慣についてレクチャーすることもありましたので、人並み以上に知識はあったはずですが、プライベートはお粗末そのもの。

でも、ジャンクフードでお腹いっぱいにすることがその頃はとても幸せでした。

だって、揚げ物や味の濃いもの、ポテチやチョコレートって美味しいですもん。


それが、思いがけず嫁いだ当農園に来てからの食事はと言うと

これまでの人生無縁だった野菜中心生活が実現。

今の時期であれば、レタス、ブロッコリー、白菜、キャベツなどなど主要な野菜は、お義父さんが畑から毎日収穫してきてくれます。

しかも半端ない量。

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必然的に、毎回の食事は、とれたばかりの無農薬野菜をメインで活かした献立になります。

でも、美味しい野菜っていくらでも食べられる。

いつのまにか、「今日はこの○○を、どう調理してやろう。焼いて食べるか煮て食うか?トマト味か?カレー味か?」と考えるのも楽しくなってきます。

もし今、天変地異が起きて、スーパーで食品を調達できない事態が起きたとしても、農家の人は割と苦もなく、生き延びることができるでしょう。

さらに、都会なら高級料亭に行って食するような、いち早く春の訪れを感じられる食材も、玄関出てすぐの庭先で手に入るのです!!例えば、これ。

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こんなに体が喜ぶ食事を、これまでの職業人生でもずっと続けてきたなら、私の身体を形作る組織は全く違ったものになっていただろう。

分かっちゃいたけど、人生大事なものを捨ててきたのかも。。


実際に身体が変わってきたことを肌で感じたのは、つい先日。

前職の会社に用事があって、都心に出た時のこと。

田舎生活を飛び出すのは、約1か月ぶり。

急いでいたので、某ファーストフード店に入りました。

ジャンキーなものは本当に久しぶり。

「たまにはいいよね」と思ってパクリ。

え〜、なにこれ。このハンバーガーこんな味だったかな。

不味い。。。。(お店の方、ごめんなさいです)

あんなにジャンクに目がなかった私。

新商品が出たらすぐに所望していた私。

それが、私、こんなもん食べてたんだっけ?しかも10年以上もの長い間。

その後、実はもう一度、超有名ラーメンチェーン店にもお友達と入る機会がありましたが

ちいとも美味しくない。どうしてここが人気店?? 素材の味がしないよ〜。

このたった1ヶ月で、自分の味覚が都会仕様から農民仕様?に変わったことをはっきり悟りました。。。


思い返せば、ジャンキーな食生活は、腹は満たしてくれたかもしれないけど、気持ちは空虚なままでした。

職場のいざこざや業務量の多さなど蓄積したストレスはすぐには解決できないから、とりあえず「美味しいものを食べたよ」と疲れた脳をごまかしたくなる。それで、手っ取り早いジャンクに手が伸びていたということ。

食生活がすさむから、心もすさむのか、心がすさんでいるから、食もすさんでいくのか

その辺は分かりませんが、ちょっと異常な状態だったことは確か。

摂食障害の女性が、満腹→脳の中で快感物質が分泌され→見たくない辛い現実を一瞬感じなくて済むように過食する、のと似てますね〜。

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今は、富浦の畑と私の食卓は"地続き"な感じがしています。

単に添加物が少ないからでなく、鮮度が高いからでもなく

土のついた状態の食材から料理することを通して、目で楽しみ、口で味わい、自分の暮らす土地で家族が作ってくれた物をいただいているという、気持ちの中での安心や贅沢や満足を感じています。

偉そうに言うてるが、家族に作ってもらうんではなく、自分で種からまいて育ててるのか?!おい、という声が聞こえました。

でもそれは、まだまだ先になりそうです。まずは、びわの仕事を覚えないとね。


房州びわと山の幸 福原農園のHPはこちらから

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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。