持続可能な働き方を意識した

転職先としての農家を考える
08 /04 2017
こんにちは。福原です。

サルスベリの花が満開です。

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こちらでは、蝉の声がすっかり主役になっています。

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さて、私ちょっと前に、夏風邪をひいてしまいました。熱帯夜が続いて寝苦しいからといって、朝までエアコンの風を直撃状態にしていたからだと思います。

朝起きたら喉が痛くて、唾を飲み込むのがつらい。。。早速、上司(である夫)に「風邪ひいたみたいだから、今日山に行かなくていいですか?」とお願いし、しばらく薬を飲んで安静にしていました。

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(夏風邪の写真は撮れなかったので、風景写真が続きます)

通常、私の場合は風邪をひくと、のどの痛み→頭痛→寒気→発熱・だるさ→たんの絡む咳。。。みたいな感じで症状が推移していくのですが、今回の風邪は咳が出る前に楽になり、2日半くらいで完治。たぶん人生最速です。

いや、もともと風邪じゃなかったんじゃないの。ちょっと疲れていただけとか って思い直しましたが、低体温動物の私がめずらしく熱もあったし、あの咽頭痛といい、だるさといい、長年生きていれば「あ、こりゃ風邪だわ」というのは分かりますもの。

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就農する前はと言うと、間違いなく風邪をひいたら悪化させていました。良くなるのに2週間、こじらせてそれ以上かかることもありましたし、治ったと思ったらぶり返すということもけっこうありました。

福祉や医療の現場といったら、とにかくしゃべるのが仕事。ミーティングでしゃべる、お客さんと面接でしゃべる、集団セッションで前に立ってしゃべる。一日中しゃべります。喉が痛いのに喉を酷使するので良くなるはずもなく、風邪の後半はいつも喉がつぶれ、マスクしながらハスキーボイスで働いていたのを思い出します。

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今回は、どうして早く風邪を治すことができたのか? と考えてみたのですが、農家では基本的に家族以外しゃべる人がいないので、喉の炎症がひどくならなかったということがひとつと。。。

何より、タイムリーに必要な休養をとれたから でしょう。いわゆる早期発見・早期治療です。でもこれって、実行するのはなかなか難しいですよね。

組織で働いていると、具合が悪くても休めないことが実に多い。人手不足でシフトを代わってくれる人がいない、大事な会議やアポが入っている、自分以外の人には任せづらい業務がある などなど。

責任の重い仕事を任されている人ほど、しんどくても休みづらいんじゃないでしょうか。たとえ有休がたんまり残っていても。

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私は福祉施設での勤務が長かったのですが、スタッフが減るとどうしても利用者の生活にダイレクトに支障が出てしまうので、体調を理由に休んだことはほぼなかったと思います。他のスタッフに迷惑をかけたくないという気持ちも。市販薬を飲みまくっては症状をごまかし、這ってでも出勤していました。

そのくせ、後輩や同僚には「利用者はスタッフを頼りにしているのだから、シフトに穴をあけるなんてプロとして許されないわよ 」「体調管理も給料のうちでしょ 」などと豪語しているようなキャラでした。周りから「いつも元気ですね。具合悪くてもそういう感じを見せないですよね 」と言われることを誇りにもしていました。今考えれば、一緒に働いている人にとって、めんどくさい存在だったと思います。若気の至りですね。。。

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さらに、生意気にも 誰にでもとって代われる仕事なら自分でなくてもいい、自分にしか出来ない仕事をしたい という考えも持っていました。それでか、過去の職場で複数の上司から、「特定のスタッフがいないと回らない職場にはしたくない」「組織って言うのは、ある日突然一人抜けても、案外他のスタッフが育って補ってくれるものだよ」などと言われたことがあります。私にはプロ意識というより、この患者さん、このクライエントは私じゃないとダメなのよ という思い上がりがあったということ。そのことに、上の人たちは気付いていたのかもしれません。

その点は今、自分を省みているのですが、死んでも休まないという仕事への心意気と、具合が悪い時に休みやすい雰囲気の職場かというのは、また別問題。常にギリギリの人数ではなく、余剰のマンパワーを置いているか、トラブル処理や困難事例までこなせる人材を普段から育成しているか、急に人が欠けてもスムーズな連携でカバーできるように準備できているかという話なのですが、それが実現できている職場はとても少ないと思います。

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働く人が大切にされない職場で、お客様に良いサービスが提供できるわけないだろ~ と叫ぶのは簡単ですが、日本の企業風土を変えるとか、人事マネジメントはどうあるべきかとか、そういう大局的な視点で議論が必要になってくる問題ですよね。

でも、具合が悪い時に必要な休養をとるために個人で取り組めることって案外シンプルではないでしょうか。それは、普段から真面目に真摯に働くこと。それができていれば、「具合の悪い時くらい、職場のことは気にしないでゆっくり休んでいいよ」と言ってもらえるはず。働く姿勢を評価されていない人は、ピンチの時に気持ちよく「休んで」と言ってもらえないです。

多かれ少なかれ、体調を崩さない人なんてこの世にはいないはずですから、お互いさまと気持ちよく言いたいし、言ってもらいたいですよね。それができない職場では、長く楽しく働いていけないと思います。持続可能型ではない。

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また、体調を崩すというのは、疲労やストレスがキャパシティを超え、身体が悲鳴を上げている状態、それ以上無理が続かないように休息しなさいと脳が指令を出している状態とも言えるわけです。

体調不良がひどくなってしまったら、それこそ働く場所を長期に失うことにもつながってしまいます。一生懸命働いて、しんどい時は早目に休むことができる職場づくり。その重要性は、大企業であろうと、家族経営の自営業であろうとおんなじかなぁと。

農家に転職し、夏風邪をひいて、そんなことを考えました。なんだかんだ、夏風邪にはご用心。。。

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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。