農家で肉体改造、その後

転職先としての農家を考える
08 /10 2017
*『写真でほっこりクイズ⑨~鋭すぎる棘の持ち主は?~』の答えは、この記事の一番下です*

こんにちは。福原です。

お義父さんの夏野菜畑では、収穫ラッシュを迎えています。下は、オクラです。

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野菜の花ってじっくり見たことがなかったけれど、よく見るとなかなかかわいいものですね。


現在、当農園では、びわの種びわジャムについてネット注文を受け、発送作業を進めております。

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びわの種は、薬として服用するものなので「決して美味しくはない。。。」という感想がほとんどですが、お客様から「びわの種を蜂蜜漬けにすると美味しく食べられるよ~」という情報をいただいたので、早速やってみました。

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うん、食感が がりっ→しっとり となってだいぶ食べやすいです! 風味は、杏仁豆腐。蜂蜜にも種の薬効エキスが出ていますので、ドリンクにも入れて飲みたいと思います。

びわジャムも、観光バスが入るような大きな直売所では、上々の売れ行きです。びわの関連商品は五万と出ているのですが、原材料のほとんどが房州びわそのもの、添加物が全く入ってないという点で、誰にでも喜ばれるお土産としてジャムが選ばれているようです。

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気になる方は、お早めにご注文くださいね(単なる宣伝でした。。。)


一方、農作業のほうですが、8月に入ってからもひたすら草刈りの日々が続いております。

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この間刈ったところが、一週間くらいするともう「あれ、どこを刈ったんだっけかな?」と思うほどに草が成長していて、このまま乗っ取られちゃいそうな脅威を感じます。

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雑草はできるだけ根っこから取り除くように心がけているものの、茅(かや)ヤブカラシなどのように根っこがちょっとでも残っているとすぐに復活を遂げてしまう輩はホントに手強い。。。根っこを掘り返すのに、けっこうな握力や腕の力を使います。

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また、アカメガシワニワウルシなどの樹木性の雑草(というか雑樹?)は幹が太く、もはや鎌では歯が立たないためノコギリで倒しますが、こちらも切り株からすぐに新芽が伸びてくるので、ゾンビかよ!と突っ込みを入れたくなります。

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これまでの人生で除草作業だったら百回以上やってきてますが、山に生える雑草は平地の雑草とは背丈も繁殖力も違う気がします。住宅地で見るクモやダンゴムシと、田舎で見るそれとはサイズが違う! と言われるのとなんか似ています。別物感

そういうわけで、たかが草刈り。されど草刈り。農家の草刈りはけっこう重労働だったんだなと知った今日この頃。


さらに最近、びわ農家ってこーんな仕事もあるんだねというのがありました。

それは、大木立ち枯れプロジェクト。前に、びわ山の日当たりを良くするために周囲の木を伐採する作業をご紹介しましたが、あまりに大きな木は伐採した後の運搬に困ることがあるので、その場で枯らして木自体を小さくするという方法をとるそうです。

例えば、甘夏の木を日陰にしてしまっているスギの木たち。

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枯らしたい木の幹の表面を、ナタでめくっていきます。

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はいだ部分が、下の写真のように幹を一周すると、道管・師管の働きが妨げられます。木は地面から水を吸い上げたり、末端まで養分を届けられなくなったりするので、徐々に弱っていく訳です。

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実際に枯れて来た木がこちら。

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単純に、「邪魔な木があったら切るしかないだろう」 という発想しかなかったので、そんな理屈を教わると「なるほど~」と思います。

にしてもですよ。ナタって手にしたことありますか? 私は何を隠そう、初めてです。確か、あのホラー映画『13日の金曜日』でジェイソンが持っていた奴です(あれは、用途が違いすぎますけどね。。。)。かなりの重量感。ナタが幹に当たる度に、腕にずーんと負荷を感じます。

ご存知かどうか分かりませんが、わたくし、力仕事に不慣れでして。就農してすぐ腱鞘炎になったヤワな人間なもので。。。強固な雑草の根っこの撤去でだましだまし使っていた手が、このナタを振り下ろす作業でまたまた痛みが増幅。

仕方なしに、途中から上司(である夫)にバトンタッチしてもらいました。ホント、いつもすんません。

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そういうわけで、改めて農家の仕事って思った以上に筋力が要求される作業が多いなぁ と。基本の草刈りだって、上記の通りなんですから。

思えば就農してすぐの頃、「筋肉細胞の生まれ変わるサイクルは2ヶ月らしい。この調子で日々肉体労働に勤しめば、2か月後には強い筋肉ができているはず 」と安易な期待を膨らませていましたっけ。では、就農5ヶ月後の結果は。。。

★手指の腱鞘炎→細々と痛みは続いている。しかも毎日、起床時のこわばりあり。
★手首の腱鞘炎→作業によって痛くなる時がある程度。
★上半身の筋肉痛→たまになる程度。
★下半身の筋肉痛→たまになる程度。
★体脂肪率・筋肉量→大きな変化なし。


とまぁ、全体としては、何とか現状維持で耐え忍んでいる状況ですかねぇ。「農家になって毎日身体を使っているから、どんな作業にもオールマイティに対応できる筋肉が育ってきた!」とはとても言えないです。残念ながら。

それと、両手の指のこわばりは、なんと40代以降の女性にはめずらしくない症状(女性ホルモンの影響が考えられている)ということも分かりまして。

めでたく、「自分の身体の限界はそうそう伸びない。この身体と付き合っていくしかないんだ 」 ということを受け入れつつあります。

ただ、同じ作業を二度三度経験していくにつれ、①無茶な姿勢で作業することが減り、無理のない楽な体勢が自然にとれるようになったり、②不必要にずっと身体を緊張させていた状態から、必要な瞬間だけ力を入れるようになったり、③途中で別の作業を入れて、特定の筋肉を長く使うことがないようにしたり。。。と、アラフォーの肉体なりの気付きや工夫はあったと思っています。この調子でガンバロウ。

とりあえず、お気に入りの鎌の持ち手の部分に(気休めだけど)多少なりともクッションになるよう、バトミントンラケット用のグリップテープを巻いてみました。何事もノリとテンションは大事かと。。。ちょっとかわいくなったでしょう?

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アラフォー以降に転身した皆さま。欲張らず、地道に環境適応していきましょうね。今後ともよろしくお願いいたします。


『写真でほっこりクイズ⑨~鋭い棘の持ち主は?~』の答えは

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柚子の木でした。

うっかり触ると、軍手の上からでも深く刺さります。伐採した枝を長靴で踏んづけても、貫通するほどの棘です。木が実を守るために発達させた棘なのでしょうから、柚子の棘で害獣が撃退されている場面を見てみたいもんですね。

それではまた。


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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。