田舎者だって旅に出たい(道東旅行記も兼ねて)

農家の生活あるある
09 /11 2017
こんにちは、福原です。

さて、このブログ。3日にいっぺんは更新すると自身に課してるのですが、今回は5日も空いてしまいました。昨日まで旅行に行っていたので、お休みさせてもらっていたんです。

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旅行の行先は、私が若い頃から行ってみたいと思っていた道東。大まかなルートはと言うと、釧路空港に降り立って→釧路湿原→阿寒湖・摩周湖→知床半島→女満別空港より帰還。。。という3泊4日の旅でした(旅行中の写真が続きます。今回、文章と写真は特にリンクしておりません。。。)。

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農園に嫁ぐことになってから、我々夫婦の考えで、結婚式と披露宴はもちろん、お披露目パーティーや記念写真でさえセレモニー的なことは何一つしませんでしたが、周りの人の勧めもあって、この度初めて二人で遠出してみることにしました。

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独身時代、殺人的に忙しい職場にいた頃は、旅行を計画して実行に移すのもけっこう大変でしたが、一方で何か楽しい予定がないと日々を頑張れないということもあり、たまには近場の温泉やハイキングに出かけました。その度に、仕事のストレスや都会の喧騒から解き放たれて「田舎はいいわ~」と思ったものです。

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都会では見ることのできない深い緑が続く風景、排気ガスの濁りを感じない澄んだ空気。川のせせらぎや木漏れ日、鳥や虫の声は、時間の流れをゆっくりにしてくれました。

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現地の人との血の通ったやりとりは、普段の生活のギスギス感を取り除いてくれる気がしました。どれもお金を出して、移動時間もかけたからこそ手に入れることのできた非日常でした。

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(蛇行した釧路川をカヌーで下った後、上から眺める)

しかーし、富浦に引っ越してきてからと言うもの、毎日山で仕事をしているからか、はたまたストレスのあまりない暮らしをさせてもらっているからか、何となく旅行に行きたいという気持ちが薄れているような。。。どっか自然の中に行きたいな → いや、ここにもあるじゃん、目の前に。お金をかけなくてもさ となります。

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都会暮らしの人と田舎暮らしの人では、年間の平均旅行回数がもしかしたらずいぶん違ってたりして。。。そういうわけで、今回の旅は私にとって、今後の人生でも旅行を趣味として楽しんでいけるのかどうか を検証するというテーマもあったのでした。

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(オンネトーブルー)

旅行の最初のほうは、房州だって海も山もあるし、房州ならではの美味しいものもたくさんあるし、野生動物だってたくさんいるもんね~ という、訳の分からないライバル心がありました(なんでだよ!)。

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まぁ、でも旅が進んでいくうちにそのような変てこな考えは消えていき、足を運んだ先の魅力に素直にどっぷり浸かってしまいましたね。だって、とにかく北海道の景色はスケールが違います。そう、他とはサイズ感が別物。広大、壮大、雄大。

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(霧で有名な摩周湖。日頃の行いのおかげで見られました!)

房州には房州で、コンパクトにあちこち回れるというお得感もあるのですが。。。人ってあまりにも大きなものを見ると、そこにある悠久の歴史みたいなものに圧倒されてしまうようです。

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それだけの自然が長く変わらない姿で残されている神秘とか、極寒の地での開拓者の苦難とか、オホーツク海の氷河の浸食の力強さとか、一瞬で色々なところに思いを馳せ、物凄い重みを感じてしまいましたよ。

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今回の旅では、道東のあちこちで、オジロワシ、キタキツネ、エゾシカ(雌だけでなく、角が立派な雄鹿も)、ミンク(外来種ですが)、コノハズク、タンチョウ鶴(天然記念物!)などの野生動物に出会うことができたのですが(ヒグマには運良く遭わず)

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やっぱり最初のほうは「いや、房州もイノシシとか猿とかイタチとかいるしね。動物がそんなに珍しい訳じゃないから 」なんて斜に構えていたくせに、いざ動物が目の前に現れると、「ラッキー!、いいもん見たぞ 」と気分が高揚し、シャッターをパシャパシャ切っている自分がいました。単純です。

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今までの旅行と違うなと感じたのは、見る物聞く物への関心が深まってきていること。世界遺産である知床を散策した時は、「北は、こういう特徴を持っている草花が多いのね」「鳥や虫の声が、今の時期房州で聞かれるものとは種類が違うな」など比較できたり

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(原っぱの果てにタンチョウ鶴を見つけました)

普通に国道をレンタカーで移動中の際も、「これだけの農地を管理するには、こんな農業機械が必要なんだな」「この作物を大量に栽培する場合、こういう課題はないのだろうか」などなど視点が広がっていったり。以前ならば、単に「北海道らしい景色だ、わーい」で終わっていたと思うのです。

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また、自分も農園でお客様を迎える立場になったからでしょうか、湿原カヌー体験や知床クルージング、夜の動物ウォッチングツアーなどのガイドさんたちの思いやお客様との関わり方、ガイドとしての働き方などにも興味を持って接している自分がいました。ガイドさん自身も楽しみながら、お客様に現地の自然の素晴らしさを伝えようとしている姿勢 に色々な気付きをいただきました。

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今回の旅はレンタカーで4日間移動でした。対向車も信号も滅多にない道を普段富浦でも出さないようなスピードで疾走。

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ナビの到着予定時刻がどんどん縮まるのを見るのはホント気持ちいいし、カーブのきつい山道を何時間も進んで運転技術にも自信はついたし、やっぱり北海道旅行はレンタカーで正解!と思いつつも、快適過ぎた分、現地の人との交流は少なくなってしまったかなぁと思います。不便な旅、待ち時間がある旅ほど、その土地の人と触れ合い、その暮らしを身近に感じることができるものですので。

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例えば、宿泊は民宿やユースホステルを選ぶとか、ホテルの外で食事をとる機会を増やすとか、もう少し意識して工夫すれば良かったかなと思いました。北海道で作物を育てている人のお話も聞いてみたかったですしね。その点が反省と言えば反省です。

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(ヘルシーで癖のない鹿肉丼)

旅の最後にもうひとつ発見が。過去の旅行では、都内に帰ってくると一気に日常に引き戻され、人の多さ、空気の悪さ、交通機関のせわしなさにうんざりしてしまったものですが

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(トイレを借りに入ったけど、意外に面白かった知床博物館)

今回はそのような「あ~下界に戻ってきちまったぜ。。。」というようなネガティブ感情はなく、「北海道も楽しかったけど、地元もいいところだからより愛していきたいな」というほんわかした気分で家路に着いたんです。これが一番大きな変化かも。

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(遠音別川に鮭が遡上していました)

いつもながら長々と書いてしまいましたが、結論としては「なんだかんだ言っても、旅は自分の人生にとって大切なエッセンス 」と悟った次第で。今日からまた農作業頑張ります。

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(超カメラ目線で愛嬌たっぷりの保護されているオジロワシ)

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(ハマナスの花は終わりかけていましたが、実を付けていました)


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福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。