ネコとネズミと農家の秘密

田舎暮らしびっくり体験
09 /06 2017
こんにちは。福原です。

急~に秋めいてきましたね。柿畑の柿が早くも色付いています。

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甘柿には雌花しかない品種が多く、別品種との間で受粉させるようにしたほうが確実に実が付くということで、複数の品種を混ぜて植えています。

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日照時間が少なかったのに、けっこう甘くなっていて安心。まだ暑い日もあるので、凍らせてシャーベット状にして食べるのも楽しみです。

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さて、今回のテーマは、この夏私の身に起きた、田舎に来て一番辛かったことについて。。。

8月中頃より、身体中に赤いブツブツができ始めたんです。

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腕だけでなく、手の甲、お腹、太もも、すね。。。とそこら中に。しかも、蚊に刺された時の何倍もかゆい。我慢できずにかきむしってしまいます。

日々の虫に刺される頻度が都会より圧倒的に多いのにはもう慣れましたけど、にしてもここまであちこち刺されるもんかな? しかも、農作業中は長そで長ズボンで肌を守っているのに。毛虫や植物にかぶれるなら、触れたところが特にひどくなるはず。こんなにブツブツが広範囲っておかしくない?

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とりあえず、スースーして気持ちいいのでムヒ的なものを塗りたくりながら自分なりに推理を重ねた結果、たどり着いた結論は

これは汗疹(あせも)だ。。。

ネットで調べたところによると、あせもとは「汗を大量にかくことで、排出すべき汗が皮膚の下に溜まってしまい、炎症を起こしたり、水疱ができてしまったりする」 症状のこと。

なるほど〜と合点がいった私。真夏の農作業では、滝のような汗をかきます。特にハウス内の草刈りでは、目に汗が入って前がよく見えなくなることも。ほぼ熱帯です。

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作業に夢中になっていると、タオルでこまめに汗を拭きとるとか、すぐ着替えたり、シャワーを浴びたりってことが後回しになってしまいます。あせもは外仕事をする人の職業病かもしれません。

就農する前は空調完備のオフィスで働いていましたから、汗をかく機会はほとんどなかったんです。過去には身体をよく動かす職場にいたことがあり、プライベートではスポーツするのも好きなのですが、それでも汗をかきづらい体質なのか、単に新陳代謝が衰えているのか、人生で汗だくになった記憶というものがない。

そっかー、汗をかき慣れてない人が物凄く汗をかくと、汗の出口が驚いて処理しきれなくなるんだな、きっと。むしろこれは体質改善したという喜ばしい事態ではないか!?

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よしよし、涼しくなればあせもは落ち着くはずね、と信じていましたが。。。やっぱり、なーんかおかしい。曇っていてあまり汗をかかなかった日でも、ブツブツはどんどん増えてる!! かきむしった時に出た汁が他の皮膚に移ってるからか?? もう〜かゆくてイライラする!!

てなわけで、だんだん思考能力が低下していくのを感じた私は、皮膚科に行ってみることに。たぶん、あせもって言われると思うけどぉ。。。

皮膚科Drが、私の患部を見た瞬間 「あなた、農家でしょ?

私「あ、はい(なんで分かったんだ!?)

Dr「仕事場に、納屋とか蔵があるでしょ?

私「はい。農具倉庫みたいのはいくつもあります

Dr「そこに、ネズミいるでしょ?

私「そうですね。たくさん住んでると思います

Dr「猫、飼ってる?」 ここで、初めて答えがNOの質問が。

私「いえ、ノラ猫はよく見かけますけど、飼ってはいないです

Dr「その赤いブツブツ。イエダニですよ

?? イ・エ・ダ・ニ!!


えーえー、ダニ?、私ダニに刺されまくってたの? うそ〜。そんなはずは。。。だって、私は元潔癖症(どうやって克服したのかはこちら)なだけあって、掃除は億劫がらずにやってます。寝具もこまめに洗濯してます。布団も干してます。バルサンも焚いてます。なのになのに、どぼじてなんでずか~(涙)!?

野ネズミ

(こちらは、山にいる野ネズミ。今回の犯人ではありません)

イエダニは、イエネズミに寄生しているそうです。イエネズミの住処には、イエダニも必ずいる。さらに、ネズミを捕まえて食べるネコが人間の暮らす場所に出入りしていれば、間違いなく人間の住居にもイエダニが入り込むというわけ(イエダニの体長は1ミリ以下。肉眼で確認するのは難しいため、ダニの写真はありません。あしからず)。

私は、ネコは飼っていませんが、ネズミの出入りする倉庫での仕事でイエダニかイエダニの卵を作業服や持ち物にくっつけて自宅に帰ってしまったと思われます。確かに、何度か農園内でネズミの巣や糞を見たことがあります。

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しかも、不運が重なったのが、田舎に来たばかりで電灯に寄ってくる虫の数に恐れおののいた私は、虫が入ってこないように窓を締め切ってしまっていたこと。今考えれば、換気が足りないとダニの餌であるカビが生えやすくなるのは必然でした。

そもそも、今夏はかつてないほどに雨の日が多かった。。。ジメジメしていたので、高温多湿というダニが繁殖しやすい条件があっさり整ってしまっていたのでした。。。

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言い方を変えれば、多少不衛生にしていても、たとえ換気ができていなくても、ネズミの存在さえなければイエダニの被害に遭うことはほとんどないということなんです。だから都会では、決して綺麗好きとは言えない人でも「ダニに刺されてかゆい」とか騒いでいないわけです(※これはあくまでもイエダニのお話。他の種類のダニはどこのおうちにもいて、アレルゲンになる場合があります)。

農家の仕事場には、ネズミは付き物。完全に排除するのは難しいです。とりあえず、私が特別不潔な暮らしをしているわけではないということを、声を大にして言いたい!!

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ちなみに、「夫はなぜダニに刺されてないのでしょう?」 とDrに聞いてみると、「男性は皮膚が厚いのよね 」。な〜に〜?! そんな不公平な。ダニが「こいつは硬くて美味しくなさそうだから、あっちの肌にしよ〜」と私のほうに集中してるってことではないかぁ!! しかしながら、家族の中でダニに刺されたことがあるのは私だけ。生粋の農民は抵抗力が常人の2千倍くらいあるようです。心から羨ましいです。

恨み言を言ってても仕方ないので、とにかくDrに言われた対処法をとることに。50~70度で2時間ほど熱を加えればダニは死滅するとのこと。早速、布団乾燥機を購入。寝具を乾燥しまくる。洋服も乾燥しまくる。ダニが死んでも死骸や卵は残っているので、洗濯機で洗い流す。タンスや衣装ケースもアルコール消毒。

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今回の件で、ネズミとダニ、恐るべし。。。と思ったのですが、もう一つショックなことが。

私は無類のネコ好き。小さい頃からネコを飼っていましたし、道端でも旅先でもネコがいれば寄っていき、ナデナデしたり、抱っこしたりしてしまいます。でも、田舎のネコは野生に近いので、ネズミをとって食べている可能性が高い。ちゅーことは、ネコに触れるのは自分からダニをもらい行くようなものです。今後は、その辺のネコちゃんとは戯れることができない。それがとっても淋しいのです。

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(淋しいので、せめてネコの写真をいっぱいUPしよう!)

そんなわけで、まだダニに刺されたブツブツは完治していませんし、自宅でのダニ撲滅運動は継続中です。毎日が疑心暗鬼で、もう半分ノイローゼこの布団には寝て大丈夫か? ソファは、玄関マットはどうだ? 前にこのパジャマを着た時はけっこう刺された気がするぞ、このタタミは汚染されているに違いない。。。てな具合なのです。

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皆さんはこのダニ恐怖体験に怯えなくてもいいように、ネズミが出入りしている場所には人を刺すダニがいる、でも家の中の適温適湿を維持すれば増殖は避けられる、外ネコとの付き合い方はほどほどに など、今一度確認していただけたら幸いです。

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タイトルからブツブツの正体が何なのか分からないように、本文でもだいぶ引っ張りすぎましたが、今回も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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コメント

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No title

写真も多くて苦労話が分かりやすくて面白い
がんばれー

そのうち枇杷か何か食べに行きたいです

励みになります!

応援コメントありがとうございます。心が折れそうになると、どなたかが温かいメッセージをくださり、立ち直ります(笑)

実は写真嫌いだったのですが、このブログを書くようになってから、写真を撮るのが楽しくなりました。だらだら文章を書きたいタイプなので、写真がないと最後まで読む気になってもらえないし、写真があることで臨場感が出ますもんね。

これからも頑張ります!

福原祐美

千葉県南房総市在住です。
内房線富浦駅から徒歩50分のところにある「福原農園」が仕事場、兼、住まいです。
アラフォーです。

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房州びわを手にとる人に、「びわ農家がどんなことを考えて、どれぐらい手をかけて、びわを育んでいるか」を遠くからでも知っていただけたらなあ、そして福原農園をもっと身近に感じていただけたら嬉しいなあという気持ちでおります。

最近まで20年くらい福祉のお仕事に就いていましたが、突如、自然豊かな南房総で就農することを思い立ちました。

「対人のお仕事から作物を育てるお仕事へ」「都会の喧騒に囲まれた生活からTHE田舎暮らしへ」「独身貴族から農家の長男の嫁に」。。。といういくつもの転身を経て日々感じていることも、好き勝手に書こうと思っています。

色々な方と交流することでより人生は深まると考えておりますので、コメントはお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています。