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びわ屋さんのスタッフ研修事情

こんにちは、びわ農家の福原です。まさに春爛漫といった陽気が続いていますが

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福原農園では、桜を愛でる間も惜しんでびわの袋かけを進めております。

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(もうピンポン玉くらいに育っている実も)

こちら千葉県南房総市では、小学生がびわの作業を農家で体験する授業があるほど、びわは身近な存在になっているので

地元の人に会えば、「袋かけ順調❓ 」とか「袋かけ終わった❓ 」とか聞かれることも多いです。びわの袋かけは、この季節の風物詩と言ってよいかもしれません。

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(まだまだ終わりませんけども、頑張っています!)


ところで、たった5年目の、素人に毛が生えた程度の私が言うのも何なのですが。。。

びわ栽培ってけっこう難しい部類に入ると思うんです。儲かる・儲からないの話ではなく、作業の難易度のお話です。

以前、収穫を手伝いに来てくれたパートさんも、「全国の様々な農家さんで季節パートとして働いて来たけど、びわの仕事が今までで一番難しく感じた 」と言っていました。

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(貴重なご意見として受け止めます)

私も、今後ますます、AIを活用したスマート農業が注目され、どんどん作業の効率化や労働時間削減が進んでも、手作業の重要性が高いびわの仕事は、最後のほうまで労働集約型の形で残るのではないかなぁと思ったり

数十年後には、「農家国宝びわ職人が作る幻の房州びわ 」みたいに価値がべらぼうに上がっていかないかなぁ〜(ぐふふ)とか想像してみたりしています。

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(入手困難な至高の名品になったりして)

そのびわの作業の中でも、特にマスターするのに時間がかかるのが、現在行っている袋かけ作業だと思われます。

*私がデビューしたばかりの頃の袋かけ記事は ⇒ こちら

確かに、手先の器用さ、握力に加え、枝を引っ張る筋力、不安定な高所での作業をものともしない度胸、など複数の素質が要求されるもので、向き不向きもある、人を選ぶ仕事なのです!

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(びわに選ばれたパートさん❓)

良い実を選んで、袋をかける。

文字で書くとたったこれだけなのですが、もっと細かな作業項目に分解できます。(お忙しい方は読み飛ばしてください。。。)

・実の付いている枝を、道具を操り、作業しやすい手元に持って来れるか
・袋をかけるのにふさわしい実を正しく選べるか
・実が偏りなく、袋の真ん中に位置するように入れられるか
・両手指をバランスよく使って、袋のひだがワイヤーからはみ出ないように縛れるか

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(自己点検中のパートさん)

・虫の入る隙間ができないよう、ワイヤーを強い力で縛れるか
・実が大きくなってからも窮屈にならないように、袋を膨らませているか
・元の場所に戻ろうとする枝を、袋を縛り終わるまで作業しやすい位置にキープできるか
・上記の動きを、他の実に当たらないように気をつけながら行えるか。。。etc

当園では、これらのポイントを、シーズンの最初に作業者全員で確認するようにしています。

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(写真付きの研修資料)

前年の袋かけを終えてから10ヶ月以上経過。久しぶりの作業になるので、ポイントを思い出してもらう、という目的も当然あるのですが

高いところで作業するびわ農家の特性として、ある人がかけた袋を、他の人がいちいちダブルチェックしに行けないからというのが大きいです。

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(研修は青空の下、おやつを食べながら和やかに♡)

節目節目でポイントをお伝えし、作業が始まったら、個々人のスキルと向上意欲を信頼する、そうするしかない、というわけです。


暖かくなってきて、そろそろ虫たちがびわの実をムシャムシャ食べようと勢いを増してくるので

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(食事中に私にとっ捕まりそうになり、逃走中な奴を激写)

袋かけを丁寧かつテキパキと進めて、なんとか早めに終わらせたいと思っています。それでは皆さま、素敵な春をお過ごしくださいね。

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(夕陽にきらめく山道の桜)


 2021予約注文分のびわは完売しました。福原農園のHPはこちらから

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