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春。命のリアルを知る季節(※閲覧注意写真アリ)

こんにちは。びわ農家の福原です。暖かい日が続いているので、順調にびわの実に袋をかける作業が進んでいます。

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それと同時進行で、タケノコも掘りまくっています。今年は、この気候でタケノコの旬がだいぶ早まりました。

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タケノコの匂いをイノシシにかぎつけられても横取りされないよう柵を設置したところなので、今年はなかなかの豊作

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ということは、ボヤボヤしていると、ヘンテコな場所に大人の竹が成長してしまうということにもなりかねないので、それはそれで大変です(笑)

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(追い立てられるように掘る。。。)


さて、と言えば、イメージするものは人それぞれ異なると思いますが

福原農園では、生き物の動きが一気に活発になってくるので、もはや冬の静けさが懐かしくなると言って良いくらいです。

冬眠から覚めたと思われるカエルたちが一斉に鳴き出したと思ったら、水路にはおたまじゃくしの大群。

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(おぞましいって言ったら失礼かな❓)

どこからともなくやってくるツバメたちは、あっという間に巣作りを済ませ卵を産みます。

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ツバメは、外敵から雛を守るため、あえて人間の気配がある場所に巣を作ることで知られています。

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(かといって、そんなにフレンドリーでもない。。。そばに行くと睨まれる)

ところで、以前の記事でもご紹介しましたが、当園の倉庫に作られたツバメの巣を狙って、しょっちゅうヘビが現れるのです。

*ツバメの成長を追いながら、生き物との共生について考えた過去の記事 ⇒ こちら

ツバメの雛を狙うヘビは、柱から出る錆びた釘や立て掛けてある木片などを器用につたって、高い位置にある巣までたどり着きます。

その賢さと身体能力❓には脱帽なのですが、幸福をもたらすと言われるツバメの雛がまんまと食べられてしまうのを許したくない私は、必死にヘビを追っ払います。

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(ツバメ一家を守る勇者)

それでツバメは守ったことになるけど、そのせいでヘビは食事にありつけないことになってしまいます。ツバメを助けることができたと安堵しつつも、なんだかモヤっとした気持ちがいつも残るのです。

とは言え、ヘビはツバメの卵や雛以外にも食べるものがたくさんあります。時々ヘビが、自身の腹回りよりよっぽど大きなカエルを飲み込もうとしている現場に出くわすことがあります。

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そりゃぁもう、恐ろしいから見たくないという気持ちと、怖いもの見たさで見届けたくなってしまう❓気持ちでどうにも複雑なのですが、食事を邪魔されたくないヘビはカエルを咥えたまま、こちらを威嚇しつつ後ずさり。

何というか、ヘビが悪いことをしているわけでもないし、カエルを助ける義理もないのですが、飲み込まれようとしているカエルの眼が哀しみを帯びているように見え、しばらく後味の悪さを抱えてしまいます。
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(頭では、弱肉強食と理解しているが。。。)

また、春はネコたちの恋の季節でもあります。日照時間が伸びると発情のスイッチが入る仕組みのようで、そこら中からフェロモンを撒き散らしながら色気たっぷりに鳴くネコたちの声が家の中にいても聞こえてきます。

以前、野良ネコが我が家の物置の片隅で出産していたことがありました。子育てを頑張る母ネコを応援したくなる気持ちは湧きましたが、知らないネコだし、エサや毛布などの差し入れは控えました。

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ところが、この後、私が思いもしなかった衝撃的な展開が待っていました。数日後に物置を見に行った時、母ネコが子ネコをムシャムシャ食べていたのです。私はパニックに。見てはいけないものを見てしまった、見に行かなければ良かった と思いました。

ネットで色々調べてみたら、母ネコが野生の場合、お乳をやるための栄養が十分に得られないと、自身の命を優先して子ネコを食べてしまうことがあるとか。

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(ネコたちの心境を想像すると、辛い)

また、発育が良くない子ネコがいた場合、そのせいで他の子ネコたちも危険に晒されてしまうし、通りかかった他のネコが子ネコを獲物として認識して襲ってくることもあるので、その前に食べてしまうことは珍しくはないそうです。

ネコたちを発見してしまった私自身が、母ネコから外敵として捉えられ、「目も開いてない子どもたちを連れて、この人間から逃げるのは無理だ。諦めるしかない 」と追い詰めてしまった可能性も無きにしもあらず。。。


そんなわけで、農園の春は、色とりどりの花に囲まれ、タラの芽やタケノコと言った山の恵みをいただける素晴らしい季節なのですが、生き物のリアルな営みを目にして、心がザワザワすることも決して少なくないのが本当のところ。

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このザワザワ感は、家族や近所の人と共有し、一緒に「生き物って凄いねぇ 」などと語らうことで癒されていきます。恐らく、私は一人なら抱えきれないと思います。これが自然の摂理なのだと頭では分かっていても。

TVのバラエティ番組で、山奥の手作り小屋に一人で暮らしている仙人のような方が紹介されることがありますけど、ライフラインも整わない環境での自給自足生活のご苦労はさることながら

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命の現実をたった一人で受け止める強さをお持ちということに対して尊敬の念を抱かざるをえません。

驚きや感動を誰かと分かち合ってこそ、私は田舎で暮らせる。そんなことを感じたです。それではまた。

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(掘り立てのタケノコは絶品という感動も)


 2021予約注文分のびわは完売しました。福原農園のHPはこちらから

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