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秘伝の技、花もぎ始めました

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こんにちは。福原です。斜面にある渋柿の木によじ登り、高枝切りバサミで収穫。

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包丁で皮をむいて、麻ひもの両端にT字にした柿の軸を結んで。。。

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ベランダに干しました。人生初の干し柿作り。食べるのも楽しみですが、秋の色彩を目からも味わっている気分。

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さて、当農園では11月から、本格的にびわの花もぎ作業を開始いたしました。

花もぎ作業とは、房州びわ特有の大きなびわにするための欠かせないプロセス です。本来、詳細な作業の方法については企業秘密なのかもしれませんが。。。半分素人の私が新人アナの現地リポート的に紹介しちゃいます。

びわは、花のつぼみを100個くらいかたまりでつけます。

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これを11月から2月くらいまでの間に順次咲かせていくのですが、全部の花を咲かせるとなると、びわの木にとっては相当な負担。ひとつひとつの花に養分が十分に行き渡らない懸念 もあります。よって、びわ農家が早目に間引いてあげちゃうのです。

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「花もぎ」とは呼んでいるけれど、これは業界用語。というのも、花が咲き始めているのは日当たりのいいほんの一部の木(※早く花が咲く品種もあります)。その他は、花はこれから咲くよっていう、つぼみの状態なので、「花もぎ」は正式には「摘蕾(てきらい・つぼみを摘む)」と言うそうです。

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(花が咲いてると、こんな感じ)

びわのつぼみは、ちょうど組立式のクリスマスツリーそっくりの構造(全体は三角形。つぼみが付いている細い軸が、ツリーの枝のように下から少しずつ角度をずらしながら刺さっている感じ)になっています。

Xmasツリー

花もぎでは、一番下にある頑丈そうな2本の軸を残して、あとの上部分は折ったり、ちぎったりして取りのぞいてしまいます。

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(2本の軸だけ残した状態)

つぼみは、一つの枝先に10~20個くらいに減りました。これで、びわの木の栄養は効率的に使われるようになりますね。

初心者からすると、三角形の上のほうについているつぼみのほうが若くて元気がいいのでは? と思ってしまうのですが、土台のほうのつぼみを残すのには訳があります。

これから来る厳しい冬には、びわの木を冷気が包んでしまいます。その時、ほんの数センチでも木の内側に、つぼみの付いている軸が入り込んでいるほうが寒さにやられない可能性が高まる という理屈です。

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(確かに、三角形の頂点のやつは寒そうだ。。。)

だから残す2本も、できるだけ180度に近いくらい角度的に反対の向きに付いているのを選んで残します。おんなじ方向だと一緒に死んでしまうかもしれない。最悪、どちらか片方だけでも生き延びることができるように という作戦なのです。

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(これは、あまりよろしくない例。2本の軸が90度になっちゃいました)

そう考えると、花もぎは、びわの寒さへの備え、冬支度をお手伝いしているという意味合いもあるんだなぁ。

冬を乗り越えて、最終的に生き残ったいくつかが実になり、その中からさらに春先の作業でたったひとつの実に厳選。その実だけが袋をかけられ、めでたく大きなびわに成長します。

大房

(秘伝の技のおかげで、思った以上に大きくなる)

つまり、房州では、11月頃と春先の2回、間引く作業をしているわけです。最初から一つの実(つぼみ)に絞ってしまうのは、寒さやら害虫やら強風で折れてしまうなどのリスクを考えると、ちょっと冒険し過ぎなので、確実な方法をとっているんですねぇ。

にしても、うっかり力の加減を間違うと、2本残すどころか全てのつぼみを折ってしまうこともあります。。。

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(失敗例。つぼみが一個もない!)

100個あったつぼみが→0個になってしまう。すなわち、可能性も何もない、収益ゼロに。

私がぼんやりしていたせいで、その枝で大きなびわを作るという目論み?がついえてしまうのです。。。ホントごめんなさい。ちゃんとやります。

この2本残しの花もぎ作業は、あと1ヶ月くらい続きます。全てのびわの木で同じ作業を何千回、何万回と繰り返します。体力的になかなかハードですが、ひとつひとつ集中し、慎重に作業を行っていきたいと思います。皆さま、来年の福原農園のびわをお楽しみに!

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